●バックアップ(backup)
・誤ったデータの変更や消去、メディアやドライブの紛失や破損など、さまざまな要因によって失われようとするデータの複製をあらかじめ作成し、データを復旧出来るようにすること。それを行うことを「バックアップをとる」などという。
●データ紛失のリスクを大きく分けると‥
1 ユーザのミスや、ソフトウェアのバグ、ウイルス感染やクラッキング(コンピュータープログラムやデータに不正に侵入すること)等による第三者による意図的な改ざん、データの論理的な破壊
2 ハードウェアの故障(停電を含む)や、自然災害(火災、落雷、地震等)、さらには犯罪(盗難、テロ等)その他による、媒体の物理的破壊や紛失等
●バックアップメディアの種類
1 フロッピーディスク 1枚で1MB程度
・近年のデータ大容量化により、よほど小規模なデータでなければ非現実的である。
2 メモリーカード 数十MB~数百MB程度
・USBメモリ/SD/MMC(SDメモリーカード・miniSDカードなど)/メモリースティック/SM・xD/PCカード・CF・MD など
・メディアが容量に比して高価なため、バックアップコストが高くつく。大容量の物もあるが、基本的には一時蓄積用のメディアである。
3 光学ディスク 数百MB~数十GB程度
・光ディスク(CD、DVDなど)/光磁気ディスク(MOディスク 128MB~2.3GB)など
・メディアが比較的安価なため、ある程度まとまったデータに適している。また、メディアが大容量であるほど、バックアップ時の交換回数が減るため便利である。業務用には自動クリーニング機能を搭載したメンテナンスフリーな装置も見られる。
4 磁気テープ(各種) 数十GB~数百GB程度
・大規模なサーバや汎用機で伝統的に使用されているメディアである。ストリーマとも言い、大規模なものではテープメディアを自動交換する装置(オートローダ)もある。読み書き速度が遅くランダムアクセスができないため細かいデータのバックアップには向かないが、容量が大きいのでシステム全体のバックアップに向く。ただし、テンション調整(たるみ除去)、帯磁、消磁など、メンテナンスが面倒。
5 ハードディスクドライブ
メディアが高価であり、取り扱いにも注意が必要だが、もっとも高速にバックアップが取れる。
●コンパクトディスク (Compact Disc; CD)
・1枚のコンパクトディスクは、CD-ROM形式の場合約650~700MBの容量を持つ。
・一部では800MBを超える容量のものもあるが、一部の機器では読み取れない場合がある。
・CD-Rはエンドユーザがデータの追加記録ができる。
・また、記憶領域の再利用(すなわち記録してしまった領域を取り戻し、空き領域とすること)ができない CD-R に対して、データの消去を可能にし、書き換えができるものをCD-RWという。
●CD-R (CD Recordable)
・データを書き込みできるコンパクトディスク (CD)の一つである。一度書き込まれたデータは書き換えも消去もできないが、容量の許す限り追記が可能であり、このことから「追記型」と呼ばれる。
・記憶容量は最大で700メガバイト(MB)である。現在は650MBと2000年頃に登場した700MBの二種類のディスクが主流となっている。
・書き込み速度は初期(1996年頃)には等倍速(1倍速)から4倍速であったが、徐々に向上し、2000年頃には8から16倍速、2003年頃には52倍速程度まで実用化された。
●CD-RW(Compact Disc-ReWritable)
・データの消去が可能で、書き換えができるコンパクトディスク。 同様の記録メディアであるが一度しか書き込みができないCD-Rは色素を焼ききる方式であるのに対し、CD-RWはディスクの構成素子をレーザーで熱し結晶構造を変える(アモルファス)ことにより反射率を変化させる。
・そのために反射率がCD-ROMやCD-Rに比べて低く、CD-RWの対応を謳っていないオーディオ機器では読み取れないことも多い。そのためか録音メディアとしては早く廃れている。書き換え可能な回数は1000回程度とされている。
●USBメモリ
・USBポートを用いてデータを転送する、補助記憶装置の一種。データの記録にはフラッシュメモリが使われている。
・記憶容量は8MBから最大容量の16GB(2007年5月現在)クラスまでさまざまだが、フラッシュメモリの大容量化に伴い、年々大容量化する傾向にある。
・USB規格には、USB Mass Storage Class(USBマス・ストレージクラス)という、補助記憶装置を接続するための仕様があり、このクラスに対応した機器及びOSであれば、ドライバをインストールする必要が無く、標準機能のみでUSBコネクタに接続した機器を記憶装置として認識することができる。この仕組みを用いたのが、USBメモリである。
・上記の仕組みが実装されたOSはWindowsではWindows Me、Windows XPであり、Windows 2000でもサービスパックで対応し、インストール台数ベースでは対応したOSが多くなった。
●バックアップの話
・月にいっぺんぐらい、 CD-R に書き込んで、別の場所に保管しておく。超重要なデータは、必ずこの方法でもバックアップすること。できれば、たくさんの CD-R に書き込んで、あちこちに保管するとよい。
・続きは‥
ココのHP
参考にしたHP
ウィキペディア(Wikipedia)
・誤ったデータの変更や消去、メディアやドライブの紛失や破損など、さまざまな要因によって失われようとするデータの複製をあらかじめ作成し、データを復旧出来るようにすること。それを行うことを「バックアップをとる」などという。
●データ紛失のリスクを大きく分けると‥
1 ユーザのミスや、ソフトウェアのバグ、ウイルス感染やクラッキング(コンピュータープログラムやデータに不正に侵入すること)等による第三者による意図的な改ざん、データの論理的な破壊
2 ハードウェアの故障(停電を含む)や、自然災害(火災、落雷、地震等)、さらには犯罪(盗難、テロ等)その他による、媒体の物理的破壊や紛失等
●バックアップメディアの種類
1 フロッピーディスク 1枚で1MB程度
・近年のデータ大容量化により、よほど小規模なデータでなければ非現実的である。
2 メモリーカード 数十MB~数百MB程度
・USBメモリ/SD/MMC(SDメモリーカード・miniSDカードなど)/メモリースティック/SM・xD/PCカード・CF・MD など
・メディアが容量に比して高価なため、バックアップコストが高くつく。大容量の物もあるが、基本的には一時蓄積用のメディアである。
3 光学ディスク 数百MB~数十GB程度
・光ディスク(CD、DVDなど)/光磁気ディスク(MOディスク 128MB~2.3GB)など
・メディアが比較的安価なため、ある程度まとまったデータに適している。また、メディアが大容量であるほど、バックアップ時の交換回数が減るため便利である。業務用には自動クリーニング機能を搭載したメンテナンスフリーな装置も見られる。
4 磁気テープ(各種) 数十GB~数百GB程度
・大規模なサーバや汎用機で伝統的に使用されているメディアである。ストリーマとも言い、大規模なものではテープメディアを自動交換する装置(オートローダ)もある。読み書き速度が遅くランダムアクセスができないため細かいデータのバックアップには向かないが、容量が大きいのでシステム全体のバックアップに向く。ただし、テンション調整(たるみ除去)、帯磁、消磁など、メンテナンスが面倒。
5 ハードディスクドライブ
メディアが高価であり、取り扱いにも注意が必要だが、もっとも高速にバックアップが取れる。
●コンパクトディスク (Compact Disc; CD)
・1枚のコンパクトディスクは、CD-ROM形式の場合約650~700MBの容量を持つ。
・一部では800MBを超える容量のものもあるが、一部の機器では読み取れない場合がある。
・CD-Rはエンドユーザがデータの追加記録ができる。
・また、記憶領域の再利用(すなわち記録してしまった領域を取り戻し、空き領域とすること)ができない CD-R に対して、データの消去を可能にし、書き換えができるものをCD-RWという。
●CD-R (CD Recordable)
・データを書き込みできるコンパクトディスク (CD)の一つである。一度書き込まれたデータは書き換えも消去もできないが、容量の許す限り追記が可能であり、このことから「追記型」と呼ばれる。
・記憶容量は最大で700メガバイト(MB)である。現在は650MBと2000年頃に登場した700MBの二種類のディスクが主流となっている。
・書き込み速度は初期(1996年頃)には等倍速(1倍速)から4倍速であったが、徐々に向上し、2000年頃には8から16倍速、2003年頃には52倍速程度まで実用化された。
●CD-RW(Compact Disc-ReWritable)
・データの消去が可能で、書き換えができるコンパクトディスク。 同様の記録メディアであるが一度しか書き込みができないCD-Rは色素を焼ききる方式であるのに対し、CD-RWはディスクの構成素子をレーザーで熱し結晶構造を変える(アモルファス)ことにより反射率を変化させる。
・そのために反射率がCD-ROMやCD-Rに比べて低く、CD-RWの対応を謳っていないオーディオ機器では読み取れないことも多い。そのためか録音メディアとしては早く廃れている。書き換え可能な回数は1000回程度とされている。
●USBメモリ
・USBポートを用いてデータを転送する、補助記憶装置の一種。データの記録にはフラッシュメモリが使われている。
・記憶容量は8MBから最大容量の16GB(2007年5月現在)クラスまでさまざまだが、フラッシュメモリの大容量化に伴い、年々大容量化する傾向にある。
・USB規格には、USB Mass Storage Class(USBマス・ストレージクラス)という、補助記憶装置を接続するための仕様があり、このクラスに対応した機器及びOSであれば、ドライバをインストールする必要が無く、標準機能のみでUSBコネクタに接続した機器を記憶装置として認識することができる。この仕組みを用いたのが、USBメモリである。
・上記の仕組みが実装されたOSはWindowsではWindows Me、Windows XPであり、Windows 2000でもサービスパックで対応し、インストール台数ベースでは対応したOSが多くなった。
●バックアップの話
・月にいっぺんぐらい、 CD-R に書き込んで、別の場所に保管しておく。超重要なデータは、必ずこの方法でもバックアップすること。できれば、たくさんの CD-R に書き込んで、あちこちに保管するとよい。
・続きは‥
ココのHP
参考にしたHP
ウィキペディア(Wikipedia)