・昨年、総務省がまとめた「家計調査 都道府県庁所在地および政令指定都市部ランキング」(二人以上の世帯。平成21~23年分を平均で算出)によると、外食代のうち、「中華そば」に対する支出が一番高かったのは山形市で1万2061円/年と、全国平均5625円の2倍強!
・一方、同省調査の「平成21年地域,品目別1世帯当たり1か月間の支出」(二人以上のうち勤労者世帯)によると、山形県の「めん類」に対する支出は1638円と全都道府県中第4位。どうやら、山形県民はめん好き、とりわけラーメン好きであることは間違いない模様。
・そこで現地の実情を取材すべく、山形県に足を運び調査してみました。
・まず驚いたのが、ご当地ラーメン店の種類の多さ!
極細手もみちぢれ麺の「米沢ラーメン」から、辛味噌スープの「赤湯ラーメン」、冷やしラーメンで有名な「山形ラーメン」に、自家製麺率日本一を誇る「酒田ラーメン」など市町村別にご当地ラーメンがあるのではないかと思わせるほどの充実ぶりです。実際、山形県の人口10万人あたりのラーメン店舗数は69.46軒と、全国でも断トツ1位(平成23年iタウンページ掲載店舗数と都道府県別人口で計算)。
・さらに取材を進めると、おもしろい事実が分かってきました。山形では客人の接待にはラーメンの出前をとることが多いそうなのです。家族で外食する際もラーメン屋に足を運ぶことが多いようです。しかし、どうして?
・新横浜ラーメン博物館の広報担当の中野正博さんによると、山形ラーメンの歴史は深く、1920年代に関東大震災で被災した横浜中華街の中国人たちが山形県各地に移住し、屋台でラーメンを提供したのが始まりだそう。もともと飢饉の際の非常食として蕎麦が食べられてきた山形では、ラーメンも受け入れられやすかった様子。そして戦後、安くてカロリーが高い食として、動物性油脂を使ったラーメンが、ちょっとしたご馳走として広まっていったといいます。今では同業者間で講習会を開き、人気メニューは共有し合ったうえで、切磋琢磨しながらそれぞれの店舗が個性を出すべく努力を重ねているのだとか。質の高いラーメン屋も増えるわけです。
・そのおいしさと手頃な価格帯ゆえに、家族での外食にもラーメン屋が選ばれることが多いそうです。確かに、ラーメン屋にしてもそば屋にしても、一人で食べに来ている人は少なかったような…。家族みんなでラーメンをすする光景は、ラーメン好きの著者にとっても憧れる家族の姿でした。
Web25 R25 2012.07.04の記事より
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20120704-00024917-r25
「ラーメン 外食消費 都市別ランキング」
中華そば(ラーメン)一世帯当たりの外食費
平成21~23年平均(円)
- 全国 5,625
1 山形市 12,061
2 福島市 11,690
3 宇都宮市 9,926
4 秋田市 9,601
5 青森市 9,016
6 仙台市 8,910
7 新潟市 8,755
8 盛岡市 8,642
9 長野市 8,423
10 甲府市 7,683
11 金沢市 7,502
12 富山市 7,268
13 福井市 6,902
14 前橋市 6,617
15 鹿児島市 6,351
16 静岡市 6,235
17 千葉市 6,215
18 福岡市 6,008
19 札幌市 5,947
20 高知市 5,944
21 川崎市 5,862
22 北九州市 5,777
23 佐賀市 5,673
24 名古屋市 5,648
25 岐阜市 5,463
26 水戸市 5,412
27 長崎市 5,295
28 熊本市 5,289
29 浜松市 5,242
30 横浜市 5,229
31 さいたま市 5,198
32 東京都区部 5,136
33 松江市 5,116
34 宮崎市 4,943
35 鳥取市 4,928
36 那覇市 4,894
37 高松市 4,632
38 大津市 4,528
39 大分市 4,366
40 京都市 4,362
41 広島市 4,351
42 津市 4,345
43 奈良市 4,222
44 岡山市 4,154
45 神戸市 3,976
46 山口市 3,806
47 徳島市 3,777
48 和歌山市 3,259
49 松山市 3,110
50 堺市 2,901
51 大阪市 2,823
データ:総務省統計局の家計調査(二人以上の世帯)都道府県庁所在市及び政令指定都市別ランキング(平成21~23年平均)
・「ラーメン消費度ランキング」1位は意外な結果に(12/08/23)
You Tubeでも紹介
http://www.youtube.com/watch?v=XUSH_HCjzWU
・一方、同省調査の「平成21年地域,品目別1世帯当たり1か月間の支出」(二人以上のうち勤労者世帯)によると、山形県の「めん類」に対する支出は1638円と全都道府県中第4位。どうやら、山形県民はめん好き、とりわけラーメン好きであることは間違いない模様。
・そこで現地の実情を取材すべく、山形県に足を運び調査してみました。
・まず驚いたのが、ご当地ラーメン店の種類の多さ!
極細手もみちぢれ麺の「米沢ラーメン」から、辛味噌スープの「赤湯ラーメン」、冷やしラーメンで有名な「山形ラーメン」に、自家製麺率日本一を誇る「酒田ラーメン」など市町村別にご当地ラーメンがあるのではないかと思わせるほどの充実ぶりです。実際、山形県の人口10万人あたりのラーメン店舗数は69.46軒と、全国でも断トツ1位(平成23年iタウンページ掲載店舗数と都道府県別人口で計算)。
・さらに取材を進めると、おもしろい事実が分かってきました。山形では客人の接待にはラーメンの出前をとることが多いそうなのです。家族で外食する際もラーメン屋に足を運ぶことが多いようです。しかし、どうして?
・新横浜ラーメン博物館の広報担当の中野正博さんによると、山形ラーメンの歴史は深く、1920年代に関東大震災で被災した横浜中華街の中国人たちが山形県各地に移住し、屋台でラーメンを提供したのが始まりだそう。もともと飢饉の際の非常食として蕎麦が食べられてきた山形では、ラーメンも受け入れられやすかった様子。そして戦後、安くてカロリーが高い食として、動物性油脂を使ったラーメンが、ちょっとしたご馳走として広まっていったといいます。今では同業者間で講習会を開き、人気メニューは共有し合ったうえで、切磋琢磨しながらそれぞれの店舗が個性を出すべく努力を重ねているのだとか。質の高いラーメン屋も増えるわけです。
・そのおいしさと手頃な価格帯ゆえに、家族での外食にもラーメン屋が選ばれることが多いそうです。確かに、ラーメン屋にしてもそば屋にしても、一人で食べに来ている人は少なかったような…。家族みんなでラーメンをすする光景は、ラーメン好きの著者にとっても憧れる家族の姿でした。
Web25 R25 2012.07.04の記事より
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20120704-00024917-r25
「ラーメン 外食消費 都市別ランキング」
中華そば(ラーメン)一世帯当たりの外食費
平成21~23年平均(円)
- 全国 5,625
1 山形市 12,061
2 福島市 11,690
3 宇都宮市 9,926
4 秋田市 9,601
5 青森市 9,016
6 仙台市 8,910
7 新潟市 8,755
8 盛岡市 8,642
9 長野市 8,423
10 甲府市 7,683
11 金沢市 7,502
12 富山市 7,268
13 福井市 6,902
14 前橋市 6,617
15 鹿児島市 6,351
16 静岡市 6,235
17 千葉市 6,215
18 福岡市 6,008
19 札幌市 5,947
20 高知市 5,944
21 川崎市 5,862
22 北九州市 5,777
23 佐賀市 5,673
24 名古屋市 5,648
25 岐阜市 5,463
26 水戸市 5,412
27 長崎市 5,295
28 熊本市 5,289
29 浜松市 5,242
30 横浜市 5,229
31 さいたま市 5,198
32 東京都区部 5,136
33 松江市 5,116
34 宮崎市 4,943
35 鳥取市 4,928
36 那覇市 4,894
37 高松市 4,632
38 大津市 4,528
39 大分市 4,366
40 京都市 4,362
41 広島市 4,351
42 津市 4,345
43 奈良市 4,222
44 岡山市 4,154
45 神戸市 3,976
46 山口市 3,806
47 徳島市 3,777
48 和歌山市 3,259
49 松山市 3,110
50 堺市 2,901
51 大阪市 2,823
データ:総務省統計局の家計調査(二人以上の世帯)都道府県庁所在市及び政令指定都市別ランキング(平成21~23年平均)
・「ラーメン消費度ランキング」1位は意外な結果に(12/08/23)
You Tubeでも紹介
http://www.youtube.com/watch?v=XUSH_HCjzWU