Milch's blog

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10/12renewal

「雨と傘」あれこれ

2007年06月01日 | Weblog
雨の季節も近づいてきました。今日はそんな雨と傘についてのあれこれ‥集めてみました。



●雨粒の形状
・雨粒が空気中を落下するときの形は‥
雨粒が小さい場合は球の形をしているといわれている。
雨粒が大きいときは、落下するときに空気に触れる下の面がやや平らになり、下が平らになった球の形をするとされている。



・雨粒の落下速度は、雨粒の大きさによって変わる。小さい粒は空気抵抗によって遅くなるが、大きな粒はおおよそ9メートル毎秒程度である。



●日本式天気記号‥●(雨)
・雨の天気記号日本式の気象通報においては、水滴の大きさが直径0.5mm以上の場合を「雨」といい、これよりも小さい場合は「霧雨」という。


●6月1日は「気象記念日」
・日本で天気予報が初めて発表されたのは、明治17年6月1日でした。


・予報したのはドイツ人のクニッピング、
「Variable winds,changeable, some rain.」という英文で、
日本訳では以下のように伝えられています。
「全国一般風ノ向キハ定リナシ 天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ」
日本初の天気予報は文字どおり「全国予報」でした。



●「観天望気」と諺いろいろ

*上海が雨になると翌日は九州は雨
*笠雲がかかると雨
*雨俵は雨の兆し
*笠雲と雨俵が同時にでるとき雨
*うろこ雲がでると翌日・翌々日は雨

*雲の張りが北西から南東だと雨
*雲の張りが南西から北東にのびているとき晴れ
*波状雲がでると雨
*梅雨の後期に豪雨あり
*高積雲に穴があくと雨

*入道雲がでると雨
*遠くの山が近くに見えると雨
*蒸し暑い南風 翌日は雨
*雨ガエルが鳴くと雨
*秋の西風は二日は吹かない

*朝、クモの巣に水滴がかかっているのは晴れ
*大南風は大火をよぶ
*夕焼けは晴れ
*朝焼けは雨
*日暈がでると翌日は雨

*月暈がでると翌日は雨
*雷が鳴ると梅雨が明ける
*雪おろしの雷が鳴ると雪が降る
*初冬の雷は初雪を伴う
*星がしぎくまばたくと風強くなる

*潮目が陸によせると日和がおちる
*朝ニジ、川を越すな
*夕ニジに鎌をとげ(晴天率)
*鐘の音がよく聞こえると雨
*早朝の雨はすぐやみ、夜中にやんだ雨は又、すぐに雨になる

*早朝あたたかいときは雨
*雨ガエルがはしごを登ったとき雨



●雨と傘の故事成語・名文・名句
・雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ‥
(宮沢賢治)

・時は今 雨が下しる 五月哉 (明智光秀)

・五月雨を集めて早し最上川 (松尾芭蕉)

・さみだれや大河を前に家二軒 (与謝蕪村)

・村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に 霧たちのぼる 秋の夕暮  (寂蓮法師~百人一首)

・降らぬ先の傘

・破れ傘は日和傘 - 暈の中に星が見えると翌日は晴れるという意味

・春の夕焼け傘を持て、秋の夕焼け鎌を研げ



●雨冠の漢字
霰 = あられ
電 = いなずま(稲妻)
霞 = かすみ
霧 = きり
雫 = しずく
霜 = しも
露 = つゆ
霖 = ながあめ :『霖』→ JISコード『7043』(長雨)
霓 = にじ(虹)
雹 = ひょう :『霓』→ JISコード『703F』
霙 = みぞれ
靄 = もや



●雨をテーマにした音楽
『雨』(童謡 北原白秋作詞「雨がふります。雨が降る…」)
『雨』(森高千里)
『24の前奏曲より第15番「雨だれ」』(フレデリック・ショパン)
『ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」』(ヨハネス・ブラームス)
『雨』 (ジリオラ・チンクエッティ、Gigliola Cinquetti)

『版画 第三曲 「雨の庭」』(クロード・ドビュッシー)
『男声合唱組曲「雨」』(多田武彦)
『雨』(三善英史)
『雨の御堂筋』(欧陽菲菲)
『雨の樹(Rain Tree 1981年)』(武満徹)

『Endless Rain』(X JAPAN)
『はじまりはいつも雨』(ASKA)
『Rainy Blue』(氷室京介)
『RAIN』(LUNA SEA)
『RAIN』(GLAY)

『RAIN』(ビートルズ)
『RAIN』(SIAM SHADE)
『Rainy』(Janne Da Arc)
『Rain』 (マドンナ)
『悲しき雨音 (Rhythm Of The Rain)』(カスケーズ)

『傘』(矢沢永吉)
『雨に唄えば』(Singin' in the Rain)
1952年のアメリカ映画で、ミュージカル映画
出演:ジーン・ケリー ドナルド・オコナー デビー・レイノルズ



●雨の様々な表現
・雨の強さや降り方による表現
霧雨
小糠雨(糠雨) ‥こぬかあめ 非常に細かい雨 ぬか雨 細雨
小雨
時雨
驟雨‥しゅうう 急に降り出し、強弱の激しい変化を繰り返しながら、急に降り止む雨。前線または雷雨に伴われたものが多い。にわか雨。夕立。
夕立
慈雨
涙雨
天気雨
通り雨
スコール
大雨
豪雨
村雨/群雨/叢雨‥むらさめ ひとしきり強く降ってやむ雨。強くなったり弱くなったりを繰り返して降る雨。にわか雨。驟雨。
狐の嫁入‥日が照っているのに小雨が降ること。天気雨。



・季節による表現
春雨
秋雨
秋時雨
秋入梅
液雨
送り梅雨
帰り梅雨
戻り梅雨
梅雨(五月雨)‥ばいう/つゆ/さみだれ
緑雨
氷雨
風花‥かざはな/かざばな 晴天時に雪が風に舞うようにちらちらと降ること。あるいは山などに降り積もった雪が風によって飛ばされ、小雪がちらつく現象のこと。からっ風で有名な群馬県でよく見られる。
淫雨‥いんう 長く降り続いている雨。長雨。
長雨



●傘(かさ、umbrella、parasol)
・上から降ってくる物に対し、手に持って差しかけて防護するための物。


・通常は雨や雪が降っている時に体や持ち物を濡らさないために使用されるが、強い日差しを避けるために使用される物もある。前者を雨傘(あまがさ)、後者を日傘(ひがさ)と呼んで区別する。また、材質・地域によって和傘、洋傘の区別もある。



●日本で洋傘が普及したのは19世紀後半からである。当時のその黒色の洋傘の形状がコウモリに似ている所から、「蝙蝠傘」(こうもりがさ、或いは略称で「こうもり」)と呼ばれるようになり、1960年代頃までは傘と言えば和傘を指し、洋傘を「こうもり傘」と呼んで区別していた。


・「こうもり傘」の語源に関しては、「傘をかぶる」が「こうむる」となり、これを語源とするなどの複数の説が為されているが、嘉永7年(1854年4)に浦賀にペリーが来航した際、持ち込んだ洋傘を「その姿、蝙蝠(こうもり)のように見ゆ」と比喩したことから生まれたという説が最も有力である。



●からかさ小僧 - 「からかさお化け」とも。
・古い傘が化けた物とされる妖怪。道具が歳月を経て意思や変化する能力を得た付憑神(つくもがみ)の1つ。『ゲゲゲの鬼太郎』の影響もあって、妖怪の中では比較的有名である。一般には、一つ目に一本足、赤い大きな舌という姿で表現される。この場合の傘は和傘である。



●相合い傘
・二人で一つの傘を共有する行為を、「相合い傘」、相傘(あいがさ)、最合い傘(もあいがさ、もやいがさ)ともいう。



●落書き
・相合い傘の落書き例相合い傘は絵や落書きでもしばしば表現される。二等辺三角形の下に直線をおろした簡単な傘を描き、直線を柄に見立ててその両側に2人の名前を記したものである。

・この落書きは江戸時代にも見え、文化4年(1807年)の俳諧通信には、「相合傘(アイヤイガサ) 是は落書にて女郎芸子の色男と二人りの名を仇書にして傍輩の芸子女郎色事をそやすなり」とある。


・夏目漱石の『虞美人草』にも、白墨で電信柱に書かれた相々傘(アヒアヒガサ)の落書がでてくる場面があり、やはりこの場合でも、男女仲を囃すために用いられた。意中の人との恋愛成就を願う場合もある。



参考にしたHP
http://uminohi.com/marineroad/whether/kotowaza.html
http://www.h3.dion.ne.jp/~kikuchi/nogiku/kadb23.html
ウィキペディア(Wikipedia)ほか