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「諜報機関」あれこれ

2007年04月19日 | Weblog
・スパイ機関、特殊機関、情報機関あるいは特務機関とも呼ばれる。

・安全保障の目的で国内外の情報を収集・分析し、政府に報告することで政策立案に資する国家機関、情報収集の一環として合法・非合法の諜報活動を行う機関の総称。

・有名なものは、アメリカのCIA、同じくNSA、イギリスのMI5、同じくMI6、現ロシアSVR、旧ソ連のKGB、イスラエルのモサドなどがある。


●アメリカのCIA
・アメリカ中央情報局(Central Intelligence Agency; CIA)

・アメリカ合衆国大統領直属の諜報機関。アメリカ合衆国の国策遂行のために、情報収集・対外工作(敵指導者の暗殺・情報操作・プロパガンダ・民衆扇動を含む)を行う機関。

・通称は本部所在地のバージニア州ラングレーにちなみ「ラングレー」または「ザ・カンパニー」などと呼ばれることもある。

・CIAが世界有数の強力な諜報機関になった背景には、かつてOSSの幹部を務め、後にアイゼンハワー政権下で8年間長官を務めたアレン・ダレスによる影響が大きいといわれる。

・1980年代ソ連崩壊直前には、世界中で主要敵であるKGBの諜報員の離反を成功させるなどして冷戦の終結に貢献した。



●アメリカのNSA
・国家安全保障局(National Security Agency;略称 NSA )

・アメリカ国防総省の諜報機関の一つ。国家情報長官によって統括されるインテリジェンス・コミュニティーの中核組織のひとつである。

・アメリカ中央情報局(CIA)がおもにヒューミント(スパイを使った諜報活動)を担当するのに対し、NSAはシギント(電子機器を使った諜報活動)を担当する。

・あまりに全貌が不明瞭なので「Never Say Anything(何も喋るな)」「No Such Agency(そんな部署はない)」と揶揄される事も。規模・予算ではCIAを3倍以上上回ると評される。



●アメリカのFBI
・連邦捜査局(FBI、エフビーアイ、Federal Bureau of Investigation)

・司法省下の組織で、州を越える、または複数の州に渡る犯罪や、テロ・誘拐・スパイなど国家に対する重犯罪、連邦職員の犯罪の捜査を担当する機関。

・逮捕権のみで起訴権をもたない。職員を1万人以上かかえ、米国内で活動している。

・本庁の所在地はワシントンD.C.のペンシルバニア通り1000番

・捜査官‥「Gメン」(Government men―役人の略)と通称される。これは武装した捜査官達がジョージ・“マシンガン”ケリーを包囲した際、ケリーが銃を向けられ「撃たないでくれ、Gメン!」と悲鳴を上げた事にちなむ。この時捜査官達は、自分達がこのあだ名で呼ばれている事を初めて知ったという。

・1924年5月10日にジョン・エドガー・フーバーが29歳の若さで長官となり、以後48年間、様々な活動を指揮した。



●イギリスのMI5
・イギリス情報局保安部 (Security Service、略号:SS)

・イギリスの国内治安維持に責任を有する情報機関。

・本部は、ロンドン、議会庁舎付近のThames House, Millbank 11。

・職員は約2,400名。所管官庁は内務省

・MI5(Military Intelligence <section> 5)として良く知られている。

・司法警察権は有さず、スパイやテロリストの逮捕は、ロンドン警視庁(スコットランドヤード)が担当する。



●イギリスのMI6
・イギリス情報局秘密情報部(Secret Intelligence Service、略称:SIS)

・旧称からMI6(Military Intelligence <section> 6―軍情報部第6課)としても知られている(しかし正式名称はあくまでもSecret Intelligence Serviceであるので一部のマスコミがMI6と読んでいるのは不適切でフレデリック・フォーサイスの小説においても何度も取り上げられている)。

・本部はロンドン。機構上は外務省に属しているが、実際は首相直轄の組織である。

・古くからイギリスはMI6等諜報機関の存在を否定していたが、007の原作者である、イアン・フレミングは元MI6の諜報員であることを公表しており、現役時代の経験を生かした物語としてジェームズ・ボンドを産み落としている。

・近年ではMI6、MI5などの諜報機関が公式ウェブサイトで新人採用まで行っている。2005年の応募資格は、両親の片方が英国人の英国籍で有ること。21才以上過去10年間に5年以上英国に住んでいたことが最低条件。



●現ロシアのSVR
・ロシア対外情報庁(略称СВР;SVR;エスヴェーエル)

・ロシア連邦の諜報機関である。旧ソ連のKGBで対外諜報を担当していた第一総局の後継機関である。本部は、モスクワ南部のヤセネヴォに位置する。



●旧ソ連のKGB
・ソ連国家保安委員会(略称КГБ;カーゲーベー)

・1954年からソ連崩壊まで存在したソビエト社会主義共和国連邦の情報機関・秘密警察。軍の監視、また、国境警備も担当していた。

・一般には、ラテン文字表記のKGB(英:ケージービー、独:カーゲーベー)として知られている。

・東西冷戦時代にはアメリカのCIAと肩を並べるかそれ以上の組織と言われていた。しかし、ソ連崩壊と同時にロシア連邦保安庁に権限を移行した。



●イスラエルのモサド
・イスラエル総理府諜報特務局は、イスラエルの情報機関。

・「モサド」という言葉はセム系言語ヘブライ語の一般名詞。機関や組織、施設という意味。

・イスラエル国外での諜報活動と特務工作に専門に従事するイスラエル国家機関で総理府管下に在る諜報特務局。

・諜報特務局「ハ‐モサド」推定要員数は1500~2000人位。



●大韓民国中央情報部(略称KCIA)
・朴正熙時代の大韓民国の情報機関。

・所在地名から通称「南山」と呼ばれ、国民から恐れられた。

・根拠法は国家保安法と社会安全法。職務として拷問を行った。組織・職員・予算は非公開とされ、職員は公募されず、生え抜きの軍人から選抜された。

・全斗煥が創設した国家安全企画部、金大中以降の国家情報院と韓国の情報機関はその後も存続したが、政治犯罪のみならず経済犯罪も扱い、また職員の公募も始まるなど、次第にベールを脱いでいった。



●陸軍中野学校
・諜報や防諜、宣伝など秘密戦に関する教育や訓練を目的とした旧日本陸軍の学校。

・所在地は、現在の東京・中野駅前。

・通称号は東部第33部隊。

・太平洋戦争終結で幕を閉じたため活動は8年間、卒業生は2500余名である。



●東機関(とうきかん)
・太平洋戦争時、アメリカの戦争遂行能力や軍事作戦、国内世論等の情報収集を目的として大日本帝国外務省がスペインにて創設した情報収集組織である。

・『東』の命名の由来は、「情報を盗みとる」の『盗』からきているといわれる。TO(諜報)機関とも。

・1944年半ば、アメリカによってその実態が把握されたことで、「東機関」は壊滅に追い込まれた。



●児玉機関
・児玉誉士夫が上海に作った機関



●公安調査庁
(Public Security Intelligence Agency; PSIA)

・破壊活動防止法や無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律に基づき、日本に対する治安・安全保障上の脅威に関する情報収集(諜報活動)を行う組織である。

・略して「公安庁」「公調」「PSIA」と呼ばれる。

・法務省の外局。



●内閣情報調査室
・内閣官房の内部組織の一つ。略して内調(ないちょう)とも呼ばれる。

・内閣の重要政策に関する情報の収集及び分析その他の調査に関する事務をつかさどる情報機関である。

・英訳は、Cabinet Intelligence and Research Office。

・海外の情報関係者からはCIRO(サイロ)と呼ばれることがある。



●ジェームズ・ボンド(James Bond)
・イギリスの作家イアン・フレミング(1908~1964)のスパイ小説およびこれを原作とする映画の主人公である。

・イギリス情報部のエース諜報員。殺人許可証(任務遂行中は自分の一存で容疑者を殺めても不問にされる。この資格については「殺しのライセンス」という惹句でしばしば表現される)を与えられており、「007」のコードネームを持つ。

・「007」は原語で「ダブルオーセブン」で、これが “正しい読み方” とされている。ただし日本では1970年代中頃までは「ゼロゼロセブン」と言っており、映画も第1作から第7作『ダイヤモンドは永遠に』までは「ゼロゼロセブン」で公開されている。

・第1作は1962年「007 ドクター・ノオ(Dr. No)』(1962年/テレンス・ヤング監督)

・ショーン・コネリー(Sean Connery)1~5・7作
・ジョージ・レーゼンビー(George Lazenby)6作
・ロジャー・ムーア(Roger Moore)8~14作
・ティモシー・ダルトン(Timothy Dalton)15・16作
・ピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)17~20作
・ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)21作



参考にしたHP
http://kazama-mys.com/
http://www.kantei.go.jp/jp/gyokaku/houmu616.html
ウィキペディア(Wikipedia)