●郵便ポスト
・郵便法による正式名称は、「郵便差出箱」
・2005年10月時点で全国に、99,456個設置されています。
●郵便ポストの色
・日本で郵便制度が始まった初期のポストの色は黒色でした。画像↑
・しかし、郵便の「便」を見た通行人がトイレ(垂れ便箱と読んだ)と勘違いしたり、当時はまだ街灯などが十分に整備されていなかったため、夜間は見えづらくなるなどの問題が起こりました。
・1901年、「目立つ色」として赤色に変えられました。
●各国の郵便ポストの色
イギリス‥赤色(緑色もある)
アメリカ‥青色に「United States Postal Service」と白字で書かれている
ドイツ‥黄色にホルンの絵(青色もある)
フランス‥黄色に青いツバメ
ユーゴスラビア‥黄色
中華人民共和国‥深緑色
ソ連‥深緑色
ロシア‥青色
ベラルーシ‥青色
アルゼンチン‥赤色(昔は青色)
韓国‥赤色
マカオ‥赤色
香港‥緑色
オランダ,ベルギー,デンマーク,ハンガリー,モナコ‥赤色
イタリア‥赤色(黄色,青色もある)
スイス,フィンランド,オーストリア,ルクセンブルク,チュニジア‥黄色
ノルウェイ‥黄色(青色もある)
スペイン‥黄色(赤色、緑色ある)
●世界で最初のポスト
・イギリスで初めて郵便ポストが登場したのは、1852年とされる。英仏海峡のジャージー島のセント・ヘリアーに立てられました。高さは、約1.2mで六角柱の鋳鉄製のものが第1号。それがどんな色であったかははっきりしていません。
・1853年以降に立てられたものは、ダークグリーンに塗られていました。後にイギリスのポストは赤色に統一。
・前島密が渡英した頃、イギリスは赤いポストでした。
・日本では、初め黒い箱を用いていましたが、1901年にイギリスをまねて一部のポストを赤く塗ったのを初めとして、7年後の1908年からは全てのポストが赤くなり現在に至っています。
●日本で初めてのポスト~書状集め箱
・日本で郵便制度が始まった明治4(1871)年、日本で最初のポストが誕生しました。
・脚付の台に四角い箱をのせた木製ポストは、書状(手紙)を集める箱であることから「書状集め箱」と呼ばれ、郵便の開業を知らせる「太政官布告」、郵便の利用方法を知らせる「書状を出す人の心得」、あて地別の郵便料金と届くまでの時間を知らせる「各地時間賃銭表」が付けられていました。
・書状集め箱は、東京に12ヶ所、京都に5ヶ所、大阪に8ヶ所、そして三都市を結ぶ東海道の宿場62ヶ所に設置されました。
●ポストの変遷
・明治5(1872)年になると郵便が全国に実施されたため、郵便局(当時は郵便取扱所) の数もぐんと増え、それにあわせてたくさんのポストが必要になりました。
・そこで、杉板を四角い柱のように組み合わせて雨よけのフタをかぶせ、かどに鉄板を張ってペンキを塗った「黒塗柱箱」(黒ポスト)が作られました。
・その後、明治34(1901)年に火事に強い鉄製の赤色丸型ポストが考案されると「赤くて丸い」ポストの時代が始まりました。この時、ポストを「赤色」に塗ったのはポストの位置をわかりやすくするためで、また、かどを丸くして通行のじゃまにならないようにしました。
・昭和12(1937)年に日中戦争が始まり戦時体制下に入ると、物資対策にため、鉄製の郵便ポストにかわりコンクリートや陶器製など、代用資材による代用ポストが出現しましたが、昭和20(1945)年に終戦をむかえ、再び鉄製ポストが使用されまた。
・昭和24(1949)年の郵便差出箱1号丸型を最後に丸い形のポストは終わり、それ以降は大量の郵便物の差し出しや取り集め作業のスピードアップに対応し角型になりました。
●郵便箱場旗 (はこばき)
・郵便ポストが設置されている場所を「箱場 はこば」といいました。その場所を、遠くからでも目につくように旗が立てられました。「郵便フラホ」ともよばれました。
●「〒」マークの由来
・郵便局を表す「〒」のマークは、明治に郵便制度が始まったときに考え出されたものです。
・最初は郵便局を管轄していた逓信省(テイシンショウ)の頭文字の T を使おうとしたのですが、すでに郵便物の料金不足を表す記号として使われていたので、かわりにカタカナの「テ」をデザインしたものです。
●拳銃携行だった郵便やさん 明治時代
・明治時代は、現金輸送も郵便やさんがやっていました。その為ずいぶん襲撃されたようで、拳銃所持が許可されていました。巡査が警棒だけの時代です。
●間違えてポストに入れてしまった郵便物を取り戻す方法
1.郵便物を入れたポストに書かれた集配局を調べる。ほとんどの場合ポストの集配時刻プレートに書いてあります。
2.その集配局に行き、窓口にて『取り戻し請求』する。
3.その請求の際に必要となるのは、身分証明書・印鑑・手数料。
・ちなみに手数料は局内での郵便物の処理具合によって異なってきます。
・発送準備前であれば無料で大丈夫なのですが、発送準備後の場合は240円がかかります。
●南極・昭和基地の郵便番号‥「100-07」
・100番台は東京都です。
・「70」は、昭和基地が1970年に再開されたのを記念して。
・7桁に郵便番号がなってからは、不明です。
参考にしたHP
http://post.nmonmo.com/
http://www.teipark.jp/info_yusei.html
http://homepage1.nifty.com/urawaza/f-yuubin.htm
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/2323/etcetra.html
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/8361/zasugaku/yuubinmaaku.html
ウィキペディア(Wikipedia)ほか
・郵便法による正式名称は、「郵便差出箱」
・2005年10月時点で全国に、99,456個設置されています。
●郵便ポストの色
・日本で郵便制度が始まった初期のポストの色は黒色でした。画像↑
・しかし、郵便の「便」を見た通行人がトイレ(垂れ便箱と読んだ)と勘違いしたり、当時はまだ街灯などが十分に整備されていなかったため、夜間は見えづらくなるなどの問題が起こりました。
・1901年、「目立つ色」として赤色に変えられました。
●各国の郵便ポストの色
イギリス‥赤色(緑色もある)
アメリカ‥青色に「United States Postal Service」と白字で書かれている
ドイツ‥黄色にホルンの絵(青色もある)
フランス‥黄色に青いツバメ
ユーゴスラビア‥黄色
中華人民共和国‥深緑色
ソ連‥深緑色
ロシア‥青色
ベラルーシ‥青色
アルゼンチン‥赤色(昔は青色)
韓国‥赤色
マカオ‥赤色
香港‥緑色
オランダ,ベルギー,デンマーク,ハンガリー,モナコ‥赤色
イタリア‥赤色(黄色,青色もある)
スイス,フィンランド,オーストリア,ルクセンブルク,チュニジア‥黄色
ノルウェイ‥黄色(青色もある)
スペイン‥黄色(赤色、緑色ある)
●世界で最初のポスト
・イギリスで初めて郵便ポストが登場したのは、1852年とされる。英仏海峡のジャージー島のセント・ヘリアーに立てられました。高さは、約1.2mで六角柱の鋳鉄製のものが第1号。それがどんな色であったかははっきりしていません。
・1853年以降に立てられたものは、ダークグリーンに塗られていました。後にイギリスのポストは赤色に統一。
・前島密が渡英した頃、イギリスは赤いポストでした。
・日本では、初め黒い箱を用いていましたが、1901年にイギリスをまねて一部のポストを赤く塗ったのを初めとして、7年後の1908年からは全てのポストが赤くなり現在に至っています。
●日本で初めてのポスト~書状集め箱
・日本で郵便制度が始まった明治4(1871)年、日本で最初のポストが誕生しました。
・脚付の台に四角い箱をのせた木製ポストは、書状(手紙)を集める箱であることから「書状集め箱」と呼ばれ、郵便の開業を知らせる「太政官布告」、郵便の利用方法を知らせる「書状を出す人の心得」、あて地別の郵便料金と届くまでの時間を知らせる「各地時間賃銭表」が付けられていました。
・書状集め箱は、東京に12ヶ所、京都に5ヶ所、大阪に8ヶ所、そして三都市を結ぶ東海道の宿場62ヶ所に設置されました。
●ポストの変遷
・明治5(1872)年になると郵便が全国に実施されたため、郵便局(当時は郵便取扱所) の数もぐんと増え、それにあわせてたくさんのポストが必要になりました。
・そこで、杉板を四角い柱のように組み合わせて雨よけのフタをかぶせ、かどに鉄板を張ってペンキを塗った「黒塗柱箱」(黒ポスト)が作られました。
・その後、明治34(1901)年に火事に強い鉄製の赤色丸型ポストが考案されると「赤くて丸い」ポストの時代が始まりました。この時、ポストを「赤色」に塗ったのはポストの位置をわかりやすくするためで、また、かどを丸くして通行のじゃまにならないようにしました。
・昭和12(1937)年に日中戦争が始まり戦時体制下に入ると、物資対策にため、鉄製の郵便ポストにかわりコンクリートや陶器製など、代用資材による代用ポストが出現しましたが、昭和20(1945)年に終戦をむかえ、再び鉄製ポストが使用されまた。
・昭和24(1949)年の郵便差出箱1号丸型を最後に丸い形のポストは終わり、それ以降は大量の郵便物の差し出しや取り集め作業のスピードアップに対応し角型になりました。
●郵便箱場旗 (はこばき)
・郵便ポストが設置されている場所を「箱場 はこば」といいました。その場所を、遠くからでも目につくように旗が立てられました。「郵便フラホ」ともよばれました。
●「〒」マークの由来
・郵便局を表す「〒」のマークは、明治に郵便制度が始まったときに考え出されたものです。
・最初は郵便局を管轄していた逓信省(テイシンショウ)の頭文字の T を使おうとしたのですが、すでに郵便物の料金不足を表す記号として使われていたので、かわりにカタカナの「テ」をデザインしたものです。
●拳銃携行だった郵便やさん 明治時代
・明治時代は、現金輸送も郵便やさんがやっていました。その為ずいぶん襲撃されたようで、拳銃所持が許可されていました。巡査が警棒だけの時代です。
●間違えてポストに入れてしまった郵便物を取り戻す方法
1.郵便物を入れたポストに書かれた集配局を調べる。ほとんどの場合ポストの集配時刻プレートに書いてあります。
2.その集配局に行き、窓口にて『取り戻し請求』する。
3.その請求の際に必要となるのは、身分証明書・印鑑・手数料。
・ちなみに手数料は局内での郵便物の処理具合によって異なってきます。
・発送準備前であれば無料で大丈夫なのですが、発送準備後の場合は240円がかかります。
●南極・昭和基地の郵便番号‥「100-07」
・100番台は東京都です。
・「70」は、昭和基地が1970年に再開されたのを記念して。
・7桁に郵便番号がなってからは、不明です。
参考にしたHP
http://post.nmonmo.com/
http://www.teipark.jp/info_yusei.html
http://homepage1.nifty.com/urawaza/f-yuubin.htm
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/2323/etcetra.html
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/8361/zasugaku/yuubinmaaku.html
ウィキペディア(Wikipedia)ほか