Milch's blog

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「三国志」あれこれ

2007年04月24日 | Weblog
●吉川三国志(1940年 講談社)
・近・現代の日本でも盛んに作品化が行われたが、その嚆矢となったのが吉川英治の新聞小説『三国志』である。

・戦闘シーンなどの冗長な描写を省き、人物像にも独自の解釈を取り入れて格調高い歴史文学として評価されている。

・それまで単なる悪役扱いだった曹操を、人間味あふれる乱世の風雲児として鮮やかに描いているのが特徴。

・ただし、同一人物が複数回戦死するなどの細かいミスがあることでも知られている。



●柴錬の「三国志」
・柴田錬三郎の『柴錬三国志 英雄ここにあり』
(講談社文庫 上・中・下の3巻)
・第4回吉川英治文学賞を受賞

・『柴錬三国志 英雄生きるべきか死すべきか』
(集英社文庫 上・中・下の3巻)



●陳舜臣の『三国志』
・陳舜臣の『秘本三国志』『諸葛孔明』‥オリジナル的な要素を多く含む。

・『諸葛孔明』で第26回吉川英治文学賞(1991年)受賞



●北方謙三の『三国志』(ハルキ文庫 全13巻)
・ハードボイルド作家北方謙三の作品。



●横山光輝の『三国志』
・吉川英治の作品を原作として横山光輝が発表した漫画作品『三国志』はコミック化の中でも非常に高い評価を得ている。

・可もなく不可もない名作漫画ではなく、三国志の毒のある部分をうまく生かしながら面白味を低年齢層にも伝えられるものであった。

・1971年から1986年まで、潮出版社「希望の友」「少年ワールド」「コミックトム」に連載された。

・全60巻(文庫版は全30巻)が潮出版社から発売されている。

・1991年、第20回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。



●三国志を扱った漫画作品‥

・『龍狼伝(りゅうろうでん)』(山原義人)1993年から月刊少年マガジンに連載。

・『蒼天航路(そうてんこうろ)』(原案:李學仁 漫画:王欣太)1994年10月から2005年11月まで週刊モーニングで連載された。

・『天地を喰らう』(本宮ひろ志)

・『覇-LORD-(ロード)』(武論尊原作 池上遼一作画) 2004年9月から「ビッグコミックスペリオール」で連載。

・『STOP!劉備くん』(白井恵理子)三国志を題材とした4コマ漫画。

・『一騎当千』(塩崎雄二)三国志世界を使った漫画。「月刊ComicGUM」(ワニブックス)に2000年より連載。



●『三国演義』 中国中央電視台製作 映像作品
1990年から4年間かけて撮影
制作費100億円・出演者10万人・馬10万頭
270分のビデオテープで14本 63時間



●『人形劇三国志』NHK人形劇
・1982年10月~1984年3月にかけNHKでテレビ放送された。

・『三国志』をモチーフに、魏、呉、蜀三国の興亡を描いた。

・人形劇本編の前後に、ストーリーテラーとして漫才師の紳助・竜介が出演していた。

・人形美術家川本喜八郎が担当した。



●『The Battle of Red Cliff(赤壁)』
チョウ・ユンファ主演で制作予定。実写映画



●『単騎、千里を走る』
三国志の京劇を舞台に中国を巡る映画
チャン・イーモウ監督 高倉健主演 2006年に公開。



●テレビアニメ作品『横山光輝 三国志』
・1985年に日本テレビ『水曜ロードショー』のスペシャルアニメとして放送された。続編として『三国志Ⅱ 天駆ける英雄たち』が製作された。

・1991年10月から1992年9月にかけてテレビ東京系列で放送された。全47話




●アニメ映画 
『三国志 第一部・英雄たちの夜明け』 
『三国志 第二部・長江燃ゆ!』
『三国志 第三部・遙かなる大地』
・日本テレビ制作のアニメーションバージョンの三国志



●ゲーム『三國志シリーズ』(コーエー) 
・コンピュータ歴史シミュレーションゲームは11作を数える。

・第1作は1985年に株式会社光栄(現コーエー)が発売。

・同社の『信長の野望シリーズ』と共に、歴史シミュレーションとしては有名どころである。



●アクションゲーム
『三國無双』(コーエー)三国志演義を題材としたプレイステーション用3D対戦格闘ゲーム。1997年2月に発売。

『真・三國無双』(コーエー)対応するハードはPS2ほか
第1作は2000年8月に発売。

『三國志英傑伝』(コーエー)1995年2月に発売。

『天地を喰らう』(カプコン)

『天地を喰らう2・赤壁の戦い』(カプコン)
・本宮ひろ志の三国志漫画「天地を喰らう」を原作に作られたアーケードゲームの第2作。1992年に発売。



●ボードゲーム
『三国志』(シミュレーションジャーナル社)
ゲームジャーナル第6号



●『サームコック』
・三国志演義のタイ語翻訳作品。タイでも日本や中国と同じく世代を越えた支持層を持つ。一般的に、タイで三国志演義(サームコック)と言えばチャオプラヤー・プラクラン版サームコックを指す。



●『絵本通俗三国志』
・江戸時代に出版され、イラストをふんだんに用いた内容から庶民に至るまで非常に広く読まれた。

・『三国志演義』の翻訳本。

・訳者は湖南文山



●『三国演義(三国志通俗演義)』
・明代に施耐庵あるいは羅貫中(らかんちゅう)が三国物語をまとめなおし、花関索伝や三国志などの歴史書から小説の筋に適合する情報を取捨選択して加えたものである。

・ややもすれば聴衆への受けやすさを狙って荒唐無稽に語られた三国物語を、文学として優れた作品の域まで引き上げた三国演義は、明清代の中国で広く好まれ、四大奇書のひとつに数えられた。



●陳寿の『三国志』
・陳寿自身の撰述した本文は民間伝承のように信憑性の乏しい情報の利用を抑制し、非常に簡潔な内容であることから歴史書としての評価が高い。

・また、南朝宋の裴松之(はいしょうし)が施した注が、陳寿の触れなかった異説などを三国志が高い評価を受けたために省みられず散逸してしまった多くの当時の歴史書からの豊富な引用によって紹介をした。


参考にしたHP
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/cl/koten/ueno/tuzoku.htm
http://www.h5.dion.ne.jp/~ikeruze/diary/kitakata.htm
http://kino-p.keddy.ne.jp/impression/2002_11_18.html
ウィキペディア(Wikipedia)ほか