インド映画の平和力

ジャーナリストさこう ますみの NEVER-ENDING JOURNEY

テルグ語映画『RRR』について、そろそろ「本当の話」をしよう② ヒンドゥ右翼の影 ☆追記あり

2022年11月12日 | インドの政治と司法
 先に紹介したヒンディ語映画『Sardar Udham』〈殉士ウッダム、2021〉もそうだが、英国植民地支配と闘うフリーダムファイター(独立運動の闘士)を描くインド映画は、過去にたくさんつくられてきた。ここで念頭に置くのは商業娯楽映画をもちろん含めた劇映画で、便宜的に「独立運動映画」と呼ぶ。  それらを熱心に追ってきた立場からすると、テルグ語映画『RRR』は、凡庸で退屈な作品である。というより、 . . . 本文を読む