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インド映画の平和力

ジャーナリストさこう ますみの NEVER-ENDING JOURNEY

ダッカ・レストラン襲撃事件を描く『土曜の午後に』〈Shonibar Bikel/Saturday Afternoon〉Einthusan 配信開始と東京外国語大学での上映予定

2023年11月26日 | バングラデシュ映画
 年末進行の関係から簡単なお知らせにとどめるが、過去記事でも触れた、2016年のダッカ・レストラン襲撃事件をモチーフにするバングラデシュ映画『土曜の午後に』〈Shonibar Bikel/Saturday Afternoon、2019〉が、おなじみ Einthusan でリリースされたのでリンクしておく。  このほか、東京外国語大学定例の TUFS Cinema において、12月23日に上映予定 . . . 本文を読む

ドキュメンタリー専門に息長く活躍する女性監督ヤスミン・コビル(Yasmine Kabir)の『Roshi/Rope』〈縄工房の1日、2016〉

2022年05月16日 | バングラデシュ映画
 バングラデシュは、ドキュメンタリー映画においても多士済々で、紹介したい監督も作品も多い。  そのひとりが、ヤスミン・コビル(Yasmine Kabir)監督である。  日本では、2001年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で『移民者の心』〈My Migrant Soul、2000〉、2014年の横浜トリエンナーレで『葬儀』〈The Last Rites、2008〉が上映されているぐらいだが、19 . . . 本文を読む

『Rickshaw Girl』〈リキシャ・ガール、2021〉は原作よりパワフル!+『Aynabaji』の別サイト+リキシャ・アーティストが主人公の『Alpha』〈アルファ、2019〉

2022年05月11日 | バングラデシュ映画
 先ごろ紹介した『Rickshaw Girl』〈リキシャ・ガール、2021〉だが、原作をきちんと読んでいなかったので、この間に精読した。  その感想や、映画のプレミア反響を考えあわせるに、映画のほうは、はるかにインパクトがあるドラマに翻案されているようだ。  これはただし、原作『リキシャ★ガール』が悪いという意味ではない。いや、原書ハードカバーが出版された2007年を考えると、バングラデシュなら . . . 本文を読む

ファストファッション愛用者の臓腑をねじり上げるラスト10分;『Komola Rocket』〈コモラロケット、2018〉

2022年04月23日 | バングラデシュ映画
 ガンガ、ジョムナ(ブラマプトラ)、メグナの3大河川が貫く、広大なデルタ地帯に位置するバングラデシュ。その名物のひとつだったのが、定期運行のロケットスティーマー(外輪船)である。ゆったりと大河をわたっていくその様子は、地元の人間にはむかしから当たり前すぎるものだったが、観光客が増えはじめた2000年代以降、呼び物企画にするツアー会社も多かった。 『Komola Rocket』〈コモラロケット、2 . . . 本文を読む

公開中『メイド・イン・バングラデシュ』レビューで紹介している参考資料へのリンク

2022年04月17日 | バングラデシュ映画
 発売中の『週刊金曜日』4月15日号(1373号)の『メイド・イン・バングラデシュ』(2019)レビュー(P. 54-55)では、同作がテーマにする衣料品産業労働者の理解を深めるために、参考になる情報や資料を紹介している。  それらへのアクセスは、やはりウェブ上のリンクが便利だと思うので、補足もしながら、ここで整理しておこうと思う。番号は便宜的につけるもので順不同だ。  まず、本ブログの読者に . . . 本文を読む