ヒンドゥ右派勢力によるボリウッドの切り崩しは、法制度面からもいろいろ仕掛けられている。
だが、それ以前からして、先に紹介したカシミールを舞台にする劇映画をつくった監督たちの多くは、たいへんな苦労をしている。
そのうちのひとつ『Hamid』〈ハミッド、2019〉について。私がこの作品を初めて見たとき、違和感を覚えた描写があった。
主要キャラクターのひとり、パラミリタリーの中央警察予備隊 . . . 本文を読む
インド現与党・インド人民党(BJP)の母体であるヒンドゥ右派集団 RSS(民族奉仕団)の代表団が、NETFLIX や Amazon がつくるドラマが“反インド”および“反ヒンドゥ”だとして、2社に対して、「非公式な」抗議と申し入れをしたという報道があった。
主要経済紙『Economic Times』(2019年10月8日付)によると、内部からの情報として、過去4カ月で6回も、そういう会合がも . . . 本文を読む