ジャーナリスト・寺澤有氏のフェイスブックで、必見の日本映画『ポチの告白』(2006)が、ついに Amazon Prime Video でリリースされたことを知った。
寺澤氏の原案協力による、高橋玄監督作品である。
日本映画が、すべてとは言わないまでも、このレベルのおもしろさと内実のクオリティを恒常的に伴ってくれたら、いくらでもレビューを書くのだが。
私が仕事でほとんど日本映画をとり上げな . . . 本文を読む
発売中の『週刊金曜日』8月21日号(1292号)に、8月14日から公開中のフランス映画『ファヒム パリが見た奇跡』(2019)のレビューを書いています(P.54-55)。
14日号が合併号だったため、21日号の掲載になりました。
☆きんようぶんか 映画
難民のムスリム少年が「王者」になるまで
『ファヒム パリが見た奇跡』
バングラデシュからフランスへ、難民として逃れた少年が、チェスのフラ . . . 本文を読む
猛暑も忘れさせる白眉の監督論、必読である。
The Right-Wing Hindu, Hypernationalist Politics of Mani Ratnam’s films
(マニラトナム映画が擁する、ヒンドゥ右翼のウルトラナショナリズム 『HuffPost India』2020年8月16日付)
以前、カシミールの描き方の反面教師として、タミル語映画『ロージャー』(Roj . . . 本文を読む
モディ政権が、インド憲法370条および関連する35条Aの廃止というかたちで、ジャンムー・カシミール(J&K)の自治権を剥奪、州から連邦直轄領に降格という暴挙に出てから1年が過ぎた。
この機に、ニュースサイト『The Wire』が YouTube で公開したインタビューが、J&K出身者をはじめ、カシミール問題に関心を寄せる人びとの間で注目されている。
インタビュアーは、ベテランのジャーナリ . . . 本文を読む