インド映画の平和力

ジャーナリストさこう ますみの NEVER-ENDING JOURNEY

4月5日から本国公開、批評家激賞のアシュウィン・クマール監督最新作『No Fathers in Kashmir〈カシミールに父はいない〉』

2019年04月14日 | ウィッシュリスト
 『Little Terrorist〈小さな“テロリスト”〉』のアシュウィン・クマール監督による最新作『No Fathers in Kashmir〈カシミールに父はいない〉』(2019)が、本国で4月5日に公開された。  カシミールを描いた劇映画としてはきわめてまれとはいえ、監督のこれまでの実績を知る立場からは当然と思うが、現地の批評家から、のきなみ絶賛されている。  英語字幕つき予告編はこちら . . . 本文を読む

4月19日公開、アガサ・クリスティ原作『ねじれた家』によせて――インドのミステリ映画事情

2019年04月10日 | ベンガル語映画
 アガサ・クリスティ自身が「最高傑作」と認じたというミステリ『ねじれた家』の同名映画化作品(2017、英)が、4月19日から公開される。先ごろ、宣伝担当者からサンプル DVD を拝借して見た。  名探偵の登場しないノン・シリーズである。  前後して、原作もハヤカワ・ミステリ文庫の田村隆一訳で読みかえした。その解説にある、改稿すべきかどうかで版元側とモメたという部分、それはしかし、こんにちの視点で . . . 本文を読む

4月5日から公開中『希望の灯り』トーマス・ステューバー監督インタビュー

2019年04月07日 | 国際結婚の日常感覚
 発売中の『週刊金曜日』4月5日号に、見開き2ページの記事を書いています。  公開中のドイツ映画『希望の灯り』の、トーマス・ステューバー監督インタビューです(P.46-47)。 ☆きんようぶんか インタビュー 「自分を取りまく社会から弾きだされている」感覚が、右派ポピュリズムを伸張させる 『希望の灯り』 トーマス・ステューバー監督に聞く (リード) 今年で30周年を迎える「ベルリンの壁」崩壊時 . . . 本文を読む