5月末から配信が始まったディズニープラスのオリジナル、『スター・ウォーズ』のスピンオフドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』。
時代設定は、新3部作の3作目、すなわちジョージ・ルーカス監督としては最後の『スター・ウォーズ』である『エピソード3/シスの復讐』(2005)から10年後だ。銀河帝国がその威信を全宇宙に轟かせている暗黒時代である。
まだ完結していないこともあり、内容に関して具体的 . . . 本文を読む
インド近現代史のなかでも、英国からの独立運動に関する資料について、むかしから「これは」と思うものを見つけるたびに読んでいる。
こんにちのインド亜大陸情勢を分析したり論じたりするうえで必須であることはもちろんだが、欧米や南アフリカ、東南アジアから日本に及ぶという世界規模のスケールでダイナミズムに富み、とてもおもしろいからだ。
そうしていると、悪名高い Divide and Rule(分割統治 . . . 本文を読む
入管の長期収容は「国際人権法違反」 国連部会が意見書
(『朝日新聞』2020年10月5日付)
天皇代替わり時、入管収容施設の外国人に恩赦(アムネスティ)を
後者の拙ブログで「天皇代替わり時」と書いたのは、当時たまたま手近に予定が見えていたからであって、代替わりが完結したからといって、30年来うったえている非正規滞在外国人の合法化=アムネスティの主張もひっこめたというわけではない、念のため。 . . . 本文を読む
6月14日に自ら命を絶ったという、ボリウッド(ヒンディ語映画界)の中堅俳優スシャント・シン・ラージプートを追悼する気持ちから、彼のフィルモグラフィをあらためている。
そうしたなかで、何度も浮かんでくる想いがある。
彼にとって初耳ではないだろうが、もしも機会があったなら、自分の口からも伝えたかったな――。
ボリウッドがボリウッドとして存在することによって、人種・民族や信仰の違いなどによる . . . 本文を読む
発売中の『週刊金曜日』4月5日号に、見開き2ページの記事を書いています。
公開中のドイツ映画『希望の灯り』の、トーマス・ステューバー監督インタビューです(P.46-47)。
☆きんようぶんか インタビュー
「自分を取りまく社会から弾きだされている」感覚が、右派ポピュリズムを伸張させる
『希望の灯り』
トーマス・ステューバー監督に聞く
(リード)
今年で30周年を迎える「ベルリンの壁」崩壊時 . . . 本文を読む