インド映画の平和力

ジャーナリストさこう ますみの NEVER-ENDING JOURNEY

ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』の「印パ競演」

2022年06月14日 | 国際結婚の日常感覚
 5月末から配信が始まったディズニープラスのオリジナル、『スター・ウォーズ』のスピンオフドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』。  時代設定は、新3部作の3作目、すなわちジョージ・ルーカス監督としては最後の『スター・ウォーズ』である『エピソード3/シスの復讐』(2005)から10年後だ。銀河帝国がその威信を全宇宙に轟かせている暗黒時代である。  まだ完結していないこともあり、内容に関して具体的 . . . 本文を読む

欧米資本がインドで映画を撮るとき③ 後付けクレジットのナゾ

2022年06月13日 | 文学と映画
 先の記事で書いた『カーマ・スートラ 愛の教科書』にまつわる「発見」について。  最近読んでいた仕事の資料から、映画のプロットを思いおこしたとき、ふと、どこかで聞いたような話だなと思った。それが何かは、すぐ特定できた。  インドの女性作家ワージダ・タバッスム(Wajida Tabassum; 1935-2011)の、『お古』というウルドゥ語の短編小説である。ベンガル文学の研究者による『コッラニ』 . . . 本文を読む