先に触れた『Section 375』〈インド刑法375条〉や NETFLIX 配信予定の劇映画を語るうえでも、紹介しておきたいのが『Gangster』〈ギャングスター〉である。
おなじみ Einthusan には、このリンク先のほかに UHD バージョンもある。ともに英語字幕つき。画質がぜんぜん違うので、できれば UHD のほうを勧めたいのだが、こちらはプレミアム会員のみとなっている。
『 . . . 本文を読む
6月14日に自ら命を絶ったという、ボリウッド(ヒンディ語映画界)の中堅俳優スシャント・シン・ラージプートを追悼する気持ちから、彼のフィルモグラフィをあらためている。
そうしたなかで、何度も浮かんでくる想いがある。
彼にとって初耳ではないだろうが、もしも機会があったなら、自分の口からも伝えたかったな――。
ボリウッドがボリウッドとして存在することによって、人種・民族や信仰の違いなどによる . . . 本文を読む
最近、性犯罪をテーマにした映画の仕事をするなかで、たまたまこんな記事を目にした。
【性犯罪刑法改正】一番大事な「同意」の話(2017年2月27日付)
著者の小川たまか氏と面識はなく、失礼ながら、著作を密に追っているほどでもない。だが、性犯罪に関して精力的な取材・執筆活動をしていることは、この YAHOO!ニュースのレギュラーページだけからもうかがえ、ポジティブな印象を抱いていた。
この記 . . . 本文を読む
おなじみ、インド映画ストリーミングサイト Einthusan で、昨年、簡単に紹介した『Axone』〈アクニ〉が、先週末にリリースされた。もちろん英語字幕つき。
本ブログで大騒ぎしたのが少しは役に立ったのか(?)、今後は、日本語字幕で本作を見る機会も、ほかにいくつかありそうだ。とはいえ、いずれも時期は未定なので、この機会にぜひ。
ただ、主要キャラである北東7州(NE)出身者の会話は主として . . . 本文を読む
今週金曜日に発売される『週刊金曜日』6月12日号(1284号)に、同日公開予定のドイツ映画『コリーニ事件』(2019)のレビューを書いています(P.56-57)。
☆きんようぶんか 映画
司法行政を動かした法廷サスペンス
『コリーニ事件』
2年前に本ブログでも触れた、法廷ミステリ『コリーニ事件』の映画化である。
主題をひとことでいえば、「ドイツ司法の戦争責任・戦後責任」。
ふと思い . . . 本文を読む