さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

鯨見山に登る

2024年08月18日 | 九州シリーズ


青砂ヶ浦教会にいたところが、親切なおばさまの車に乗せてもらって有川の港に
戻ってきました。ここは廃業したホテル。「男はつらいよ」のロケをしたときに
渥美清さんらが宿泊したところなんだって。むかしあのシリーズは全話見ました
けれど、いまになってロケ地を見てみると俺が行ったところがズラリ。でも旅行番組
じゃあないので、景色はほんとにチラリとしか出ないんですよね^^


教会に行ったときには食事をするところがないので、昼飯にスーパーでパンを一個
買っておきましたが、港に戻ってくれば何かある。


微妙に繁華街らしき寂れたところを歩いて探すが、そもそも店舗が少ない。


ようやく一軒、食堂を見つけました。


12:40だというのに、入ったら誰もおらず、声をかけたら人が出てきてエアコンを
つけてくれました。島のみなさんはあまり外食をしないようです。車に乗せてくれた
おばさまは、ちょうど昼時に「みなさんお昼を食べに車で家に帰るから、道路が
混むわね」なんて言っていました。


その名も「フライ定食」。


床屋さん♪


さて思わず時間が余ったので、どうしようかと考えて鯨見山に登ることにした。
展望台からの眺めがいいらしい。


汗だくで坂を登るのは大変そうだけどなあ^^;


蒸し蒸ししてたまらんぞー。しかもこういうところを歩くと蚊に刺されるwww


なんとか頂上までやってきました。汗をぬぐったハンカチがビショビショ。なので
広げて風にあてる。雑草を刈って管理をしている人が暑い中で働いていました。


おー、港が見えるぞ。風を受けると汗が乾いていく。

鯨見山とは、江戸時代に捕鯨が盛んだった頃、有川鯨組の山見(見張所)がここに
あったのです。鯨が潮を吹くのを見て「いたぞー!」とやったわけだ。でも明治時代に
鯨の回遊が激減して、捕鯨会社も消滅したのでした。

米国の捕鯨船がこういうところまでやってきて乱獲したからなあ。ちなみに連中は
ランプの油に使うために鯨を捕獲し、皮下脂肪を切り取ったらあとは捨てていたの
ですぞ。


とんびが舞っている。


風を受けて浮遊するのがうらやましい。




光の当たり方によって海の色が全然変わります。これが本日のベストショット。