さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

奥多摩廃墟巡り 東京都水道局小河内線跡

2019年02月02日 | 関東甲信越



奥多摩湖へ向かう道を行くと、高い所にアレ、線路の跡です。JRは奥多摩駅で終点なので、
こんな山奥に線路があるなんて、しかも車から降りて見上げないと気づかないので、
おそらくほとんど知られていないでしょう。



なんか枝に埋もれているようだしなあ。



さてもうちょっと行くと、奥多摩湖の小河内ダムに出てきます。東京都の水がめです。



このダムを建設するときに、資材を運ぶために造られたのが「東京都水道局小河内線
です。建設中だけ活躍したので、運行期間は1952-7年の、たった5年あまりでした。



線路にアクセスできそうな道を発見。いまは全く使われていないようで、上にほうに
行くと横の壁がなくなっていて、下がコワイぞ。



おっ、線路に出られそう。



ワオ! すっかり時が経ってしまいましたね。左の木の根の太さが年月の長さを感じ
させます。



線路の幅は広い。おそらく旧国鉄のフル規格でそのまま乗り入れていたのでしょう。
60年以上前に走ったので、そんときゃ汽車ポッポだぞ。



トンネルの中を進んだら、反対側に出られるのだろうか。真っ暗なので、確かめられない。



半世紀整備してないので、線路が土砂に埋もれています。この路線について、ちょっと
調べてみたら、土砂崩れにあった線路に汽車が乗り上げて、脱線して列車が線路下に
落ちた事故があったそうです。巨大な機関車が民家の近くに落ちてきた大事故。乗務員は
何人も亡くなったそうです。トンネルの中に入っていったらお会いできたでしょうかね^^;



ちょっと歩いてみましたが、すぐに道は閉ざされてしまいました。よけて行ったら
列車事故みたいに下に落っこってしまうだろうしなあ。こんなところで落ちて死んだら
それこそ心霊スポットの脅かす側になっちまうぜ。



この東京都水道局小河内線、ダムが完成したら用がなくなり、西武鉄道に売却され、
その後に地元産業の奥多摩工業に売却され、「水根貨物線」という名称に変わった
そうです。使われなくなってから2度も転売されて、名称まで変わる意味はあったのか?



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