さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

山奥の元湯へ 3

2015年03月01日 | 東北シリーズ



二日目は、「塩の湯」からさらに山奥に入ったところにある「元湯」へ行きました。
こちらの小屋は、300円払って入る共同浴場。湯は白濁で硫黄の匂いがする、私の
好きなタイプの温泉です。

中には4人くらいが入れる湯船がふたつ並んでいました。入れ替わりで地元の中年の
ご夫婦が出てきました。片方の湯船はすごく熱くて入れなかったので、一緒になったら
こちらの男二人組と片方の湯船に入らねばならないはめになったことでしょう。。。

あとからまた別の地元民が入ってきました。これだけ良い温泉なのだから、近所の
みなさんはみんな入りにくることでしょう。すると隣の奥さん、あちらの店の旦那、
こちらの家の御主人、幼なじみの同級生、などなど、みんな裸のつきあいなのか?
喧嘩してたら気まずいぞ。好きなコでも気まずいぞ!




共同浴場の向かいにあった食堂で昼食。



この灰皿といい、箸箱といい、すごく年代物で、いい味を出しております。
ずっとこういうものを大切にしてくださいー。



山菜蕎麦を注文したら、温泉卵が入っていました(^益^)b


そしてさらに雪深い山奥へ車を進めました。雪が降ったりやんだり、たまに吹雪いたり。
驚いたのは、雪が降っていないのに、強い風が吹いたときに、木の枝に積もった雪が
一斉に落ちてきて、しばらく完全に視界ゼロになったりしたことです。吹雪でも地吹雪
でも、雪は塊で降ってはきませんよね。でも木の枝に積もったやつは、でっかい塊に
なって落ちてくるので、車の屋根にドシン!と大きな音をたてるくらいなんですよ。


そしておそらくは一番山奥にあるエリアの温泉宿で、立ち寄り温泉に入ったのです。
そこで有名なのは「墨の湯」といって、鉄分で湯が真っ黒。タオルも黒く染まるそうです。

そして「五色の湯」。私が入ったときはエメラルドグリーンでしたが、天候や季節に
よって、乳白色になったり灰色になったりするそうです。

一番の驚きは、そこの湯は温泉の成分が強くて、エアコンや冷蔵庫、テレビなどの電気
製品が一年くらいで壊れてしまうということ。同じ温泉成分がきつい草津の湯では、
五寸釘が湯の中に入れておくと溶けてしまうということですが、こちらはただよう湯気で
鉄製品が溶けてくるってか?そんな温泉の成分を吸い込んで暮らしていたら、健康で
いられるのかしら。ニコチンで汚れた肺にもいいのだろうかねェ~。

ちなみに混浴風呂で客もたくさんおりましたので、カメラを出すことはできませんでした。
若いお嬢さんも、バッと浴衣を脱いで混浴風呂に入っていましたよ。混浴風呂に変な
文句を言う人がいて、だんだん数は減っているようですが、こういう文化は大切に
するべきものだと思いますねェ。素晴らしい温泉を楽しむ人たちだけが入ればいいん
だしね。。。

男女別の風呂を増築してくれ!なら理解できるのですが、混浴風呂をなくせ!という
のはどうしてなんだろう?



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