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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

二岐(ふたまた)温泉 ~福島の温泉を巡る旅

2013年03月02日 | 東北シリーズ



さて、放射能に負けるな福島。もともと温泉大好きな私がそちらに旅行に行くのは、
それだけで復興支援になるというわけで、喜んで出かけていったわけです。

さらに新聞で読んでたまげたのだが、加納時男という東電の顧問、元副社長、
元自民党の参議院議員が、あの原発事故のあとで謝るどころか「低線量の放射線は
むしろ健康にいい」とおっしゃいました。この方の同僚は、放射線治療で病気が
治ったそうです。だから今回の放射能漏れで、不特定多数の人々が病気が治って
健康になるらしい。俺もそれにあやかろう。素晴らしい温泉が健康にいいのは
知っていたが、これで相乗効果になるぢゃないか(=゜益゜):;*.’:;

さて新幹線で新白河に到着すると、ものすごい風で雪が舞っている。新幹線内の
アナウンスでは、「○×線が運行中止になりました。旅行の予定は中止して下さい」
などと全く大きなお世話なことを言っている。

こちらは駅からレンタカーだ。どれくらいすごいんだ?と思っていたら、空は青く
雪は降っていない。ただ気温が低く、地面に積もった雪が強風で舞い上がり
まるで猛吹雪のように、激しく視界をさえぎるほど吹き荒れているではないかね。



しかしトラブルもなく、無事に二岐温泉に到着しました。ここは新白河から、原発とは
反対側の内陸部の温泉郷。こんな秘境と言われるような山奥の温泉地が、
放射能で汚されているなんて、全くもってとんでもないことです。



降り積もった雪で門がつぶれそう^^;



この素晴らしく長いつららに感動。玄関に出てきた宿のお嬢さん、「2mにもなるん
ですよ♪」とカワイイ笑顔でのお出迎え(*´д`*)





この温泉郷にやってくる田舎道の途中でコンビニに寄ったら、その裏にワイン
ショップがありました。通りに面していないので、小さな看板を見落としたら
絶対に見つからないような所です。

人がひとり通れるような細い脇道を入っていったら、ワンルームマンションの
小部屋のようなショップがありました。中に入ると人がいない。小さな空間に
ワインがびっしり並んでいる。

わりと立派な品揃えのワインを眺めていたら、店の主人が入口から入ってきました。
どうやら入口のドアを開けたら、どこぞに住んでいる主人に伝わるようです^^;

ほとんどがフランスもの。特にブルゴーニュが多い様子。エマニエル・ルジェの
ヴォーヌ・ロマネに目がいきましたが、グラスもないし、ルロワのルージュ2007
にしました。彼女は頑固な完全主義者で有名な造り手。こりゃちっと楽しめそう。

ソムリエちっくな服装をしたここの御主人、「この造り手は御存じですか?」と
うんちくを始める。通りがかりに寄っただけなので、つかまってはいられない^^;
こんな田舎のワイン・ショップ、日に何人も客はいないだろうなぁ~www

しかしコルクをどうやって抜くんだ?オープナーはコンビニにはない^^; 
宿にあるかもという一抹の期待を寄せたが、ひなびた山奥の温泉ですからね(^益^;
ビールと地酒と思っていたもんだから、まさかルロワを飲むとは思ってもみなかったw

こういうときは、コルクを歯ブラシで押し込むんですよ^^; 
キャップをはがしたら、コルクの上面にカビがびっしり! でも大丈夫、表面だけ
です。しかしコルクを中に押し込むんだから、よおく拭きとらないといけません。
なので洗面台へ持って行き、歯ブラシでごしごしごし…。いつもは使わない
温泉歯ブラシ、今回は大活躍じゃないかね^^

温泉には、やや酸味があってくどくない、爽やかで香り豊かなブルゴーニュがいい。
炬燵に入ってビール用の味気ないコップだけれど、コルクは歯ブラシで押し込んだ
けれど、ワインは素晴らしいよ!