今回は東海地方への旅。掛川から浜松、豊橋、名古屋へと足を延ばします。掛川の
発音は、地元の人によればフラットではなく「け」にアクセントがある。つまり
「山本さん」のような発音ではなく、「中川さん」のように読むそうです。
それにしても、久々に「こだま」に乗った。新幹線の各駅停車である。三島だの新富士
だの、まず乗り降りしない駅に、もちろん全部止まる。止まるたびに「のぞみ」や
「ひかり」が追い越してゆく。そちらは5~10分おきに出ているんだから、こちらが
止まるたびに追い越してゆくのは当たり前なのだ。駅に止まるたびに、「何分停車~」
というアナウンスが入り、ちょっとすると「どばばばば~ん!」とものすごい勢いで
のぞみが通過してゆく。すごいスピードだから、ものの3秒ぐらい。それからひかりが
通過。そしてやおらこちらが出発するのだ。毎回抜かされるので、なんかとても遅い気分。
在来線とは比較にならないほど速いんですけどね。
掛川駅には原発の宣伝がありました。見事に誰も見ちゃあいませんでした。
「地球温暖化」がどれだけ環境を破壊するか、そして原発がそれを止める有効な手立て
なんだと言っていました。原発は恐ろしく環境を破壊しますよ?温暖化を止めるには、
エネルギーの消費を抑えるのが一番だと思うけど。
さて散策を始めましょう。駅の南から西へ向かいました。「美感ホール」って思い切った
ネーミングですなあ。
「亀の甲」って、ここの地名なんですねー。
ホレ、ね^^
私はすぐに「亀甲縛り」を思い浮かべてしまいますが。。。
おお、だんだん絶滅しつつある典型的な地元のスーパー。がんばれー。もちろんここ
掛川も、町はずれにワンパターンのチェーン店がズラズラとできており、街中は閑散と
していました。
昼飯は創業大正15年という古い食堂に。それにしては派手だよなあ。
やはり人気店のようで、昼には行列ができるようです。メニューには「おしゃべりに
夢中で長々座り込んでいるもんだから、並んで待っている客と大きなトラブルになった
ことがあるので、考えろ(つまりさっさと食べて出てね)」なんて書いてありました。
そう書かれると飯が7%ぐらいまずくなるってもんですが、東京のミシュランにのった
ラーメン屋でも、えらく評判のスープカレー屋でも、すごく行列ができているのに
延々とおしゃべりをしていて食べない、食べ終わってもなかなか出ない客を見たりする
ので、少しわかる気もします。
さてここは伝統の中華そばがお勧めだというので、食べてみました。スープのベースは
チャーシューを煮込んだ醤油を使ったものだ、と書いてありましたが、ほんとに醤油味!
もちっと鶏ガラや煮干しなんぞが古き良き伝統だと思うけど、ラーメンはそこの人が
こだわって作ったものですから、好みも千差万別なんですよね。
掛川のマンホールはお城。
さて食堂のすぐ裏には、遊郭の廃墟があるという情報を得ていたのですが、なんと
片付けられていましたあ~!
これがグーグルストリートで見たもの。いまでも見られるので、片付けられたのは
わりと最近でしょう。遅かりし由良の助。2階の窓が、その風情を残しています。
全国の遊郭が閉鎖されてから久しく、その跡はいまやほぼ全滅ですよねえ。
コレ見たかったなー。
遊郭のあった街はずれから、中心部へ戻っていきます。「油店」は三階建て。
中町とくれば中心街だろうに、見事にシャッター通りになっている。「タネ、苗、球根」
なんて店は、やってくの厳しいよねえ。
おおお、ありがちな、歯の抜けたようなアーケード街。ひどすぎる。
うわー、清水銀行は立派な建物。これって古い建物を買い取って改修したんだよね?
左のほうに見える看板も素晴らしい。
やってる店もありましたー。右から「天真堂」は文房具屋?次は「履物店」。その左は
もう何を扱っているのか、営業しているのかもわからない。絶対高齢化してるよね?
おお、廃ビルのように見えて営業中。「呉服、ベビー用品、贈答品」と書いてあります。
これだけ大きいと、従業員を雇っているよね?失礼ですが、賃金出すのは大変そう。
いや、地方の大きな廃ビルのようなホテルで、老夫婦でやってるところもあったからな。
まさかここ、老人のワンオペだったりして。ちょっと品揃えなどをひやかしで見てみたい
気もしましたが、何か買うこともなさそうなので、覗くのはやめておきました。
1丁目からスタートした天神橋筋商店街も4丁目に入ってきました。日本一というだけに
ほんとに長い。まもなく昼。酒を飲みたくなってきた^^;
ところで、右の黄色い看板に注目。「スーパー玉出」とは。パチンコだよねー。
すぐにありました。間違いなくパチンコ屋だったはず。改装は最大限にパチンコ屋を
残したんですねー。さすが大阪。
左上の表示。「ラーメン各種1円」? 1円パチンコかー。
大阪環状線と交差します。ここらはもう5丁目か?ガード下というのも風情があるね。
ガード下の天満駅を通り越したところ。混んできたなあ。
うわー。もう絶滅したと思っていた古きゲーセン。インベーダーとかあるのか?
おお、「天満酒蔵」。ここは朝からやっているのだ♪
なぬっ?!ビールの大瓶が350円???それってほぼ原価じゃね?
つまみも150円とか200円とか???うちの近くにあったらなー!朝から夜まで
やってるし、週に15回くらい行ってしまいそう。
ビールの次に日本酒を注文。こういうところでは、「おサケください」というのだ。
ヒヤで注文しても、このように燗にする器に入ってくるのである。量の確認?
フライド・ポテイトゥ♪ 少なっ!って思いますよね。150円だったかな。これで
いいのだ♪ 300円で倍の量が出てきても、ひとりでは持て余す。2~3品食べたいん
だから、こういう量でいいんです。
アジフライ。これも安くて小盛。
ちなみに、ここの店員さんは忙しくて、注文をゆっくり待って聞いてはくれません。
「まずはビールとね・・・」でさっさと行ってしまい、まもなくビールを持ってきます。
「アジフライとフライド・ポテトと・・・」と、途切れなく急いで言っても、そこで
向こうを向いて行ってしまいます。しかし、揚げ物は1分かからないうちに来たりします。
驚くほどの速さです。
ビールと酒、料理を何品か食べても1000円ちょっとです。素晴らしいなー!
大阪人は、どこでも明るくて親切。気取らずに笑いが好きで、いい感じの街でした^^
日本一長い商店街といわれる天神橋筋商店街を歩いてみました。その長さは南北
2.6㎞もあり、1丁目から7丁目まであるのです。ここはアーケードの入口。
大阪のマンホールは桜の咲くお城ですか。
「みっくちゅじゅーちゅ」だってさ。。。
1丁目は端っこのせいか、あまり賑やかでもありません。それでも地方都市とは
違って人がいますけどね~^^;
ここからが2丁目。人通りも多くなってゆくような感じ。
「住む人、来る人がうれしくなるよう心掛けまひょ」ときたもんだ。
せっかくの告知板なのに、上に何か貼っちゃあダメだよねェw(^益^)w
ここはもう3丁目か?古い店もありますね。何せこの商店街は江戸時代から続いて
いるそうだからなあ。
「ヴィナス」って、ギリシャの女神「ヴィーナス」だよね?
パンチパーマのおばさんが出てきそうなんだけどー。
通天閣へ向かう通りはじつに賑やか。いかにも大阪、という感じです。
目立ってナンボ、が徹底していますね。
これはこれで特色ある文化ですなあ。
こんな映画館も。ヤクザものなんて、いまでもお客が入るのかなあ。実に、わが郷里の
浅草でもこんな映画館があります。
ここが一番「コア」なところですかねェ。通天閣はシンボルですから。
このド派手な「横綱」に入りました。なにせ24時間営業。いつでも酒が飲めるパラダイス。
左下のは「バケツプリン」だったか。グループなら笑って注文できるかも。でもね、
ここはあんまり美味しくないです^^;
ビリケン。アメリカ生まれのコレ、どうして大阪のシンボルになったのかしら?
ここは通天閣の1階です。なんと猿回しを実演中。通天閣の展望台は、混んでいて
登るのをやめたのでした。。。