祭り好きの羽村では、3月中旬の「前期さくらまつり」から4月下旬の「後期チューリップまつり」まで「はむら花と水のまつり」が続く。今日、9日は「本祭り」にあたり、近隣からの見物客も多い。目玉は「神輿(みこし)の川入れ」だ。羽村堰下を練り歩いた神輿が対岸から多摩川に入り、反対側の岸まで渡る。市内の八雲神社の天王祭の一環、ということらしいけれどその背景、歴史はよくわからない。それでも若衆が神輿をかついで川に入ると見物人の拍手が声援を送り、歓声がわく。風もなく暖かいけれど、水温はまだ低い。
川の中ほどは深くえぐれているから、背伸びしてようやく顔を水面に出し、それでも掛け声にあおられて神輿を揉む。ここがシャッターチャンスと、望遠レンズがいっせいにパンする。見ているぶんには楽しいけれど、担ぎ手には相当しんどい。今年も一人担架で運ばれたようだ。だから見守る消防隊員も気が抜けない。神輿は拍手を受けながら、何度も川を往復するのだ。
若衆の迫力にはおよばないまでも「露払い」のように「子ども神輿」も川を渡る。この後町会役員に連れられて子どもたちは各家庭を回り、ごほうびの「おひねり」をもらう。労働への対価だ。露店で買ったビールを飲みながら子ども神輿に拍手を送った。
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