連休明けの小雨降る火曜日。仕事はたまっているし、こまごました用事も多いのだけれど、ちっとばかしブルー気分なのはまた風邪か、は、は、ハークショイっ、とつばきの飛んだディスプレイをぬぐう。こんな日はニャンの写真がなごむのだ。
まだまだ子猫の「ゆず」と「くり」にとっては、ほんの短い時間だったけれど、外の世界に触れた連休だった。2階の狭いベランダの物干し場に布団をかけるついでに、やつらにも少し外界の空気に触れさせてみよう、と部屋から出した。万一に備えて見張っていた。
そしたら「くり」のやつ、すきを見つけてさっと物干し場のフェンスを越えて、玄関の上の出窓のようなデッドスペースに飛び出していった。「ゆず」はフェンスまで伸びている藤のつるをちょんちょんとつついて遊んでいる。後を追おうとはしない。
こら、くりっ子、と何度か呼びかけたら振り向いたから、窓から手を伸ばしてつかまえたけれど、あのまま下に飛び降りたらえらいことだった。あのまぶしい光は何だったろうと窓の外をながめる「くりとうちわ」を記念撮影。
なかなか太い性格とみた。
大きくなったとは言え、写真を見る限りまだまだ幼くてかわゆい
うちのテツもうちにきたばかりの頃(多分、今のゆずっくりくらい)、玄関から脱出してしまい、夜中の3時まで探し回りました。
やっと一階下の同じ部屋の玄関脇に頭だけ隠して震えているところを保護。
あんなに安堵したことはありませぬ。
それでも、ドアをあけて生協の品物を運んだりしているとき、あの冒険が忘れられないらしく、私の顔を見ながら、玄関から恐る恐る出てはデデッと駆け戻ります。
冒険心と不安がない交ぜになっているのが、なんだかフビン
よね。先代はそういう意味では自分の世界を持った
野生児だったから、ちょっと複雑な心境ってやつ
です