ネコとネコとヒツジと

ちょっと遅目の夏休みで、山梨の石和と小淵沢まで車で出かけた。石和温泉、中央高速に乗ると近いし、ともかく温泉と料理だけを目当てに何度も通ったけれど、山中や海辺の宿と比べると景色がなあ…とそこはいつも気にしないようにしていた。

けれど、下の妹が探しだした今回の宿は、笛吹川を見下ろせるちょっと高台にあり、その９階の新しくて広い部屋が確保できたから遠く山並みが見渡せて悪くない♪　夕飯の和食も朝食のブッフェも水準以上で満足し、。天気が回復した翌日、清里方面に向かう。

写真のヒツジ、顔が黒いサフォーク種。いつも立ち寄る「まきば公園」は八ヶ岳南麓に広がる広大な牧草地で、レストランメニューは高めの設定だから、素通りするのだけれど、青々とした牧草が広がる斜面に腰おろして、ヤギやヒツジやポニーを眺めるのがいい。今回はヒツジの「キャンディー」が近寄ってきたから、ちょっと悲しそうな赤い目を見ながら、あごをなでる。

帰りがけ、小淵沢の道の駅に近い「おもだか屋」へ。ここは「静かな森のなかで猫に囲まれる癒しの空間」というコンセプトのギャラリー・ショップ。４月下旬から10月中旬までの営業だけれど、入場無料。ネコの焼き物の絵付けもできる。にしても、ネコ大好きの「キャットアーティスト」が大勢いるのだなぁ。それぞれに趣向をこらした、というか自分独自のネコ表現の多彩なことに、いつも感心する夏の一日。