土曜日の午後、福生市との境になる「カニ坂公園」まで多摩川土手を散歩した。休日のいつものコースだけれど、様子が違う。公園脇の道を車が取り囲み、園内の草原には色とりどりのテントが張られ、よしずで囲った屋台が並んでいる。そしてロック。正面にステージが組まれ、ロックバンドがギターをかき鳴らしている。
奥に「KANI-ROCK」の文字が。帰ってから調べたら「福生カニ坂ロックフェスティバル」の初日だった。多摩地区で活動しているバンドが20組ほど出演したという。こんなのどかな場所でねえ、と立ち見しながら休憩。どのバンドのコピーかはわからなかったけれど「70年代のロックやってます」グループと、声量のあるボーカルのお姉さんをフィーチャーしたオリジナルバンドを聞いた。
こちらは第2ステージ。真夏のロックといえば、全米各地から50万人が集まったという伝説のロックフェス「ウッドストック」が開かれたのは69年。70年に公開されたドキュメンタリー映画の一部をどこかで見たような記憶かすかに。ヒッピージェネレーションの頂点だった時代だ。
そいえばあの頃、肩まで髪を伸ばし、手染めのシャツを愛用していた時期もあったのだ。カウベルを首に下げたりして、ふふ。大音響を背中に聞きながら汗びっしょりで土手の散歩道を戻った。
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