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牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

こいつは春から雅な話。 拝見!天皇の御膳・酒器

2018-01-10 12:40:56 | 酒の道具など
                           
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今年、政府主導で色々やろうとしている「明治150年記念事業」をはじめ、最近はどうもニッポン・ファースト的な動きが目立ちますね。


個人的には、反対というか不気味な感じがしてならないのですが、昔を振り返って勉強になることがあるのも事実は事実。


これもその一つで、週末、新川へのジョギングの帰り途、八丁堀-新富町-京橋を経て通りかかった有楽町の東京国際フォーラムで「ひっそり」と開催されていました。



宮廷文化・今昔物語


イベントなどの際には切符売場とかになる、ガラスホールのロビーギャラリーで、特に大きな看板があるわけでもなく、淡々と展示がありました。


タイトル通り、実物大の牛車や、時代による十二単の変遷、あるいは源氏物語の一場面など、宮廷文化をビジュアルとして再現しています。



源氏物語の一場面




これは大正天皇の即位の礼の模型



展示の一つには、平安時代の宴会のメニューの再現も。

なんでも、保延3年(1137)9月、崇徳天皇が仁和寺法に行幸して競馬を御覧になった時の酒肴と御膳の献立というから、あまりにも具体的です。
(「天皇」ですから、流される前ということですね。どうも崇徳院(上皇)としてのイメージが強い)


これは平安末期の故実書をもとにして、江戸時代に絵図に起こした『類聚雑要抄指図巻』から再現ということですが、こうしたものがある日本という国は素晴らしいと思います。
(けど、ニッポン・ファーストはどうかと思います。くどいけど)


こんな感じで御膳が再現されている。



(右大臣か左大臣か殿下の御膳の一つ)


説明もついていて、例えば崇徳天皇の御膳は、酒肴の膳だけで幾つもあるなど、贅沢です(当たり前)。







これに対し、そんなに偉くない人の御膳は1つだけで、色々なものが一緒盛になっている。










で、この「格差」は酒器にも表れていて、崇徳天皇のものは銀の長銚子に蓋つきの銀の酒盞









上達部のものは、銀製ではあるけど小ぶりの提と、陶器の盃(かわらけ?)







いや、春から雅ですヨ


そういえば、宮内庁御用達のお仲間は毎年新年には宮家などに御挨拶にいらしているそうですが、そちらでもこれらの古式ゆかしい御膳が出たりするのでしょうか。

今度お目にかかった際にお聞きしてみましょう。

証拠写真、さすがにインスタとかは、、、、ないだろうなぁ。




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