牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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ジョンレノンはカクテル「アレクサンダー」、村上春樹はバーボン「フォアローゼス」、トランプさんは下戸。

2017-12-11 11:58:17 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
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金曜日、業界関係の会合の後、御徒町にできたワイナリーの見学(これは今度書きます)からはじまり、そこから移動しての絶妙な燗付けのお酒、ひそひそ星の体験など、色々勉強させて頂きましたが、その分飲み過ぎました、反省。


一寝入りし、でもまだ朦朧としていた朝方、前日のニュースの記憶からか、12/8に暗殺されたジョン・レノンの「イマジン」が頭の中でリフレイン。

Imagine there's no Heaven

It's easy if you try


想像してごらん、天国はない。

そうさ、簡単なことだろう?



皆が「イマジン」することで、核の恐怖のない世界、争いのない世界を実現する、という歌詞なのですが、その中には「(そんな)僕のことを夢想家だと言うかもしれない、けれどね」と、いうくだりもあります。



ジョン・レノンが好きだったというカクテル「アレクサンダー」
(ブランデーベースとジンベースがあるようですが、どっちが好きだったんだろう)




この曲は今から50年近く前のことですが、こうしたことを訴えることが「夢想家」だと言われるのは、現在でも一緒。


-原発に疑問を呈する人々には、「非現実的な夢想家」というレッテルが貼られていきます。


これ、東日本大震災後、国際的な文学賞であるカタルーニャ国際賞を受賞した、村上春樹さんの受賞スピーチ「非現実的な夢想家として」の一節です。




村上春樹の小説の中には、ちょっと衒学的にウイスキーの銘柄が色々出てきますが、「羊をめぐる冒険」で羊男が飲んでいたのはある意味普通でそれらしい、バーボン「フォア・ローゼス」でした。



-日本で、このカタルーニャで、あなた方や私たちが等しく「非現実的な夢想家」になることができたら、そのような国境や文化を超えて開かれた「精神のコミュニティー」を形作ることができたら、どんなに素敵だろうと思います。それこそがこの近年、様々な深刻な災害や、悲惨きわまりないテロルを通過してきた我々の、再生への出発点になるのではないかと、僕は考えます。我々は夢を見ることを恐れてはなりません。そして我々の足取りを、「効率」や「便宜」という名前を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならないのです。


こうした今は実現していない/失われた理想を「夢想」し追い求めようとする試みの一方で、(東)エルサレムをイスラエルの首都として認定すると発表したトランプ大統領。


現状、イスラエルが実効支配しているというか、武力で占領している実情を「現実=都合の良い真実」として、色々な人の想いや取組みをぶち壊しにしている、と感じるのは自分だけでしょうか。



「夢想の翼」とも呼ばれるお酒。トランプ大統領はお酒を飲まない、ということは以前ご紹介しましたが、お酒を飲まなくとも夢想できることはあるはず。



最後に、もう一度、イマジン

Imagine all the people
Living life in peace

想像してごらん
皆が平和に生きることを







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