牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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酒一筋(生もと純米吟醸)by利守酒造さん

2008-01-19 10:52:13 | 酒のご紹介
久々にお味見系。
その名も「酒一筋(生酛純米吟醸)」。岡山の利守酒造さんのお酒です。

「酒一筋」という、そのものずばりのネーミングでいろいろなラインナップを取り揃えておられるのですが、その中の生酛純米吟醸、ニューフェイスということです。

データ的には
原料米 : 赤磐雄町米
精米歩合 : 58%
日本酒度 : +3~4
酸度 : 2.0
アルコール度 : 15~16度

ということになっています。

一つの売りは、酒造好適米「雄町」の中でも最高級品として珍重されながらも途絶えていた赤磐産の雄町を「赤磐雄町」として蘇らせ、使っているということ。

そして生酛(きもと)造り。

ウォームビズの18℃くらいの室温で味見しました。
まず、生酛独特のふくらみとコクがしっかりと感じられます。酸度は2.0ということですが、酸味というより厚みを感じさせるものです。
それ故、純米吟醸と言っても、ふわっと軽い、のではなく、米の香りと生酛独特の厚み
我々の一つのスタンダードは、普段飲みつけている同じ生酛純米吟醸の白鷹超特撰なのですが、それに比べると少しさっぱりテイスト。
これはたまにいる、「生酛は濃すぎるしなぁ」という人にも飲みやすいという点で、むしろいい意味でのこのお酒の特徴だと思います。
その他、後味に少し甘みが残る、という声もあり、この辺りは判断の分かれるところでしょう。

さらに特徴が出そうな「ぬる燗」に行く前に瓶が空になってしまいました。。。。。

生酛中心の蔵元さんでは無いようですが、技術と志の高さ-酒米復活・育成の取り組みと共に-を感じさせるお酒だと思いました。

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