Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

縁文様の世界 ④

2022-08-17 23:25:03 | 古伊万里
縁文様の世界シリーズですが、何せウチにある伊万里なんぞ知れたもののなので、とりあえず今回で終了です
シリーズ最終回を飾るべく、「色絵柿右衛門」と「色絵古九谷」の縁文様を取り上げます。とはいえ
うちのコレクションにそんな立派な品はありませんので、期待しないでご覧ください。

① 青と緑と黒を波のように描いた文様

小皿ですが、輪郭線を黒で描いている点は柿右衛門様式と共通性がありますね

➁ 蛸唐草に近い文様をあっさりと描いた例

この時代に登場する「誉銘」の小皿ですが、赤と染付だけの地味な品です


③ 小花を散らした作例

濁し手柿右衛門の小皿ですね


④ こちらも小花を散らしていますが、四寸そこらの小皿ですので、縁文様というには無理があるでしょうか

③の柿右衛門と違い、こちらは染錦手の柿右衛門です


⑤ 蛸唐草のような文様で、輪郭線を黒で描き中を青で塗っています

青磁色絵の柿右衛門様式で、鮑形皿は珍しいかも知れません


かなり無理やりなシリーズでしたが、お楽しみいただければ幸いです。


縁文様の世界 ④

2022-08-17 23:25:03 | 古伊万里
縁文様の世界シリーズですが、何せウチにある伊万里なんぞ知れたもののなので、とりえず今回で終了です
シリーズ最終回を飾るべく、「色絵柿右衛門」と「色絵古九谷」の縁文様を取り上げます。とはいえ、うちのコレクシュンにそんな立派な品はありませんので
期待しないでご覧ください。

① 青と緑と黒を波のように描いた文様

小皿ですが、輪郭線を黒で描いている点は柿右衛門様式と共通性がありますね

➁ 蛸唐草に近い文様をあっさりと描いた例

この時代に登場する「誉銘」の小皿ですが、赤と染付だけの地味な品です


③ 小花を散らした作例

濁し手柿右衛門の小皿ですね


④ こちらも小花を散らしていますが、四寸そこらの小皿ですので、縁文様というには無理があるでしょうか

③の柿右衛門と違い、こちらは染錦手の柿右衛門です


⑤ 蛸唐草のような文様で、輪郭線を黒で描き中を青で塗っています

青磁色絵の柿右衛門様式で、鮑形皿は珍しいかも知れません


かなり無理やりなシリーズでしたが、お楽しみいただければ幸いです。


藤井ひまわり畑へ行く

2022-08-14 18:57:47 | 散歩
 酒田はここ何日か集中豪雨のような雨が時々降るという困った天気でしたが、今日は少し天気が回復したので
一年ぶりでお隣の遊佐町にある「藤井ひまわり畑」へ行って来ました。
実は先月末にも一度行ってみたんですが、その時は下の画像で判るように全く咲いてませんでした。

毎年お盆の頃が見頃ということで行ってみたところ、こんな感じでした

見事に満開という状況ではありましたが、遊佐町でも昨日は一部で大雨が降ったこともあってか、お花はイマイチ元気がないような・・・


とは言え、二万本も植えてありますので、さすがに壮観ではあります

さすがに映画「ひまわり」(ウクライナが舞台でしたね)のようには行きませんが、近くで見れるのは嬉しいことです

あと一週間ほどで刈り取って種を取るようで、地域の人たちだけでは大変なのでボランティアを募集しているようです

お盆休みということで、ヒマワリを見に来ている人が10数人いましたが、この二時間後くらいには天気が悪くなって雨になったようです。



縁文様の世界 ③

2022-08-14 00:48:22 | 古伊万里
 ウチにあるたいした数ではない古伊万里から、特徴的な縁文様を取り上げるシリーズの三回目です。
いい加減にネタ切れでもありますが、とりあえずお付き合いください

① 寛文期の染付作品に多く見られる縁に陽刻を施したタイプの品から、まずは波頭文が陽刻されたタイプです
陽刻が鋭いのがこの時代の特長で、この品は藍九谷として有名な品のようです。


➁ 同じく寛文期の品で、コチラは如意頭文が陽刻されています

「新集成伊万里」で「山水波文皿」として紹介されている品です


③ 引き続き寛文期の染付皿ですが、こちらは龍が陽刻されている作例としては少ないタイプです

縁の部分は同じで、見込みの文様が違うタイプがいくつかあるようです


④ 延宝~元禄あたりに見られる波のような連続文様

個人的にはこの縁文様が好きなんですが、ウチにあるのは四寸半サイズの小皿1枚だけです

⑤ 墨弾きの技法で雷文を描いた中期(享保~宝暦)の作例

五寸サイズの角皿ですが、面白いこちに見込みは水仙の陽刻だけだったりします


寛文期に縁の部分に陽刻するのが流行したんでありましょうか


縁文様の世界 ➁

2022-08-06 23:29:28 | 古伊万里
 一度紹介している品(厳密にいうとHPが一度目、Yahooブログ時代が二度目、さらに現ブログが三回目、そして今回が四度目)を再構成という
全く持ってどうしようもない企画なんですが、とりあえず二回目を書こうと思います。

① 見事なまでに繊細で美しい延宝期の作例

まさに「盛期伊万里の美」といった感じ逸品で、技術水準の高さが伺えます

➁ 正保期の南京手古九谷によく見られるスタイルですが、良く見ると輪郭を描いてから中を塗っています

同じタイプで染付のみの品も多く存在します

③ 「鹿紅葉文」の時に紹介した品ですが、縁文様は波のようなデザインです

型紙摺りと手描きの併用タイプで、元禄~享保期の特長的な品です

④ ③の品より時代の下がる宝暦期の作例ですが、良く見ると細かく斜線が描かれています

宝暦期によく見られる染錦手の品ですが、蝶をここまで大きく描いている品は多くないように思います

⑤ 二種類の縁文様を交互に描いたタイプの品ですが、縁文様は細かい文様ですね
縁文様 1

縁文様 2

通称「天明の灰皿」(byミーコさん)
数が多く作られていますので、良く見かけるタイプの品ですね


このシリーズ、もう一回くらいは行けるかも知れません