Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

縁文様の世界 ➁

2022-08-06 23:29:28 | 古伊万里
 一度紹介している品(厳密にいうとHPが一度目、Yahooブログ時代が二度目、さらに現ブログが三回目、そして今回が四度目)を再構成という
全く持ってどうしようもない企画なんですが、とりあえず二回目を書こうと思います。

① 見事なまでに繊細で美しい延宝期の作例

まさに「盛期伊万里の美」といった感じ逸品で、技術水準の高さが伺えます

➁ 正保期の南京手古九谷によく見られるスタイルですが、良く見ると輪郭を描いてから中を塗っています

同じタイプで染付のみの品も多く存在します

③ 「鹿紅葉文」の時に紹介した品ですが、縁文様は波のようなデザインです

型紙摺りと手描きの併用タイプで、元禄~享保期の特長的な品です

④ ③の品より時代の下がる宝暦期の作例ですが、良く見ると細かく斜線が描かれています

宝暦期によく見られる染錦手の品ですが、蝶をここまで大きく描いている品は多くないように思います

⑤ 二種類の縁文様を交互に描いたタイプの品ですが、縁文様は細かい文様ですね
縁文様 1

縁文様 2

通称「天明の灰皿」(byミーコさん)
数が多く作られていますので、良く見かけるタイプの品ですね


このシリーズ、もう一回くらいは行けるかも知れません