Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

新着古伊万里 

2022-02-18 19:41:12 | 古伊万里
酒田は平年の3倍を超える大雪で(現在の積雪は42cm)、しばらく穏やかな日が続いたと思ったら
木曜日から金曜日にかけて30cmほど積もり、今日は除雪に追われました。

それはさておき、数か月ぶりで新たな古伊万里を入手したので紹介したいと思います
「染付牡丹文五寸皿」
牡丹の花を大きく大胆に描いた小皿で、余白や構図の妙で五寸皿とは思えないサイズ感があります
享保~宝暦期の染錦の品で牡丹を大きく描き、さらに唐獅子などを描いた品は良く見かけますが
そういった品とは一線を画す魅力を備えているように思います。

濃みによるグラデーションの効いた絵付けはなかなかのもので、恐らくは寛文末~延宝といった時代の品と想像されます
個人的にこういった大胆なデザインの品を見かけると、どうしても欲しくなります
落款は「角福」で、裏文様も寛文期によく見られるタイプのものです
ただ、高台が寛文期の特長的な薄くまっすぐ立ったものでないことを思うと
やはり延宝に近い時代の品なのは確かでしょうか。
ところで、古伊万里ではこういった描かれ方をした花は多くの場合「牡丹」ということになっていますが
↓は借りて来た牡丹の花の画像なんですが、この品の場合も牡丹と言えば牡丹かな?、といった感じではあります。