「新集成伊万里」というのは小木一良先生の監修した古伊万里の図録で、平成五年に初版が発行されています。
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この図録を初めて見たのは今から20数年前で、当時毎月のように東京へ出張していたワタシは、新幹線の待ち時間、寸暇を惜しんで
八重洲ブックセンター5階(だったかな)の陶磁器関連の書籍が置いてある売り場へ通っていました。
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そこに並んでいたのがこの「新集成伊万里」でした。
とは言え値段を見ると二万円也と、伊万里に興味を持ち始めたばかりの者にとっては厳しいお値段
そんなこともあって、こんな立派な図録は買うことはないんだろうなと決めつけていました。
しかし、10年近く経ったある日、ヤフオクで数千円で売りに出ているのを発見、特殊な書籍なので競合もせずに落札と相成りました
かくして念願の図録を安く入手した訳ですが、このような立派な図録に載っているような品は入手できない(後期・幕末の品は除く)
と思っていたんですが、一応ウチにも中期までの品で2品図録掲載品があります。(いずれも傷物ですが・・・)
その①
「回想の古伊万里 3」で紹介した「草花文皿」
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その➁
「回想の古伊万里 119」で紹介した「山水波文皿」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/02/62ec0952904916173e796d9c301a858b.jpg)
図録に載っていれば良い品という訳ではありませんが、収集を続ける上でなにがしかの励みになったことは確かでしょうか。