ウチから車で15分ほどのところにある、国指定重要文化財の「旧青山本邸」へ行ってきました。
通称「ニシン御殿」として知られる邸宅で、明治期に北海道のニシン漁で財を築いた遊佐町出身の青山留吉が明治20年代に建てた邸宅です。
展示品も含め紹介するのは大変なので、とりあえず母屋について紹介します
入口へ向かう道
横はこんな感じです
まるで武家屋敷みたいな入口
案内板
母屋
母屋の側面
館内には五月人形が飾られていました
少し後に建てられた離れの横にある、「神庭」
なぜか気になった、通称「鉄砲風呂」、豪華ですね
トイレの横の手洗い場にありました
豪勢な座敷
この凄い戸をご覧ください
ちなみに柱や鴨居、長押は春慶塗りだそうです
一見ただの襖のように見えますが、引手の部分を拡大してみます
なんと、この引手は「七宝」(明治時代には極めて高価だったとか)で出来ています
ここはトイレから続く廊下の突き当りですが、注目は右のガラスです
拡大するとこんな感じになります
これは障子やカーテンの模様ではありません、明治期に長崎で作られた、「絵入り砂摺りガラス」です。大変に高価なものだったようです。
大きな真空管ラジオも展示されておりました。
小樽にあるのは「旧青山別邸」となっているようです。
近くにこういった歴史的な建物があっても、意外に行くことがないんですよね~
実はワタシも今回初めて行った次第です。
小樽にあるものが本邸と思っていましたが、違うんすね。
さすが、酒田は凄いですね!
この七宝を見ていますと、遅生さんのところの七宝コレクションの凄さを感じますね!
国道7号線を真っ直ぐ行って、信号から細い通りを入るとあります
七宝の引手と模様入りの摺りガラスなどは、さすがに珍しいように思います。
変にゴテゴテしない、実に趣味のいい作りなのが、さすがに明治の旦那衆という感じです
酒田にも、ニシン長者がいたのですね。
引き手の七宝はさすがです。
それからトイレの手洗い。似たような品を故玩館にと思ったのですが、強い反対にあって断念しました(´;︵;`)
ぜひとも訪れたいです。