Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

回想の古伊万里 23(色絵大聖寺七寸皿)

2019-11-02 23:25:28 | 古伊万里
 「古伊万里」のカテゴリーで書いていますが、今回の品は伊万里ではなく、「大聖寺」です
遅生さんのところで大聖寺伊万里の豪華な8枚組が紹介されていたので、「よっしゃ!、大聖寺を掲載するにはこのタイミングしかない」
という訳で登場することと相成りました。



いわゆる「元禄写し」でありまして、下の画像で判るように「花銘」まで写してあります



この品、買った時は無傷だったんですが、「大聖寺」ということで雑に扱った結果、一箇所ホツを作ってしまったという
まったくもって不幸な運命を辿ってしまいました。(すまんことで・・・)

さて、この品ですが元禄時代に焼成された本歌が存在しておりまして、その品は小木先生の
「新集成伊万里」の257頁に「松竹梅菊花文皿」として掲載されています。



なかなか上手に作られた写し物ですが、本歌は直径が24cmの八寸皿であり、ウチの大聖寺よりひと回り大きく
さらに、見込み周囲の染付の部分の発色があからさまに違っています。
全体に本歌の持つ品の良さが感じられないような気もしますが、ホツは自分で直して普段使いという道を辿りそうです。
(しかしワタシは不器用なので道は険しそうですな・・・)