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佐渡出身の長男坊「佐渡むじな」が、都会で過ごす日々の記録。佐渡と東京で得た情報を公開しております。

2010/01/16~上海・淮海中路でのニセモノ天国~素晴らしきニセモノ文化

2010年01月16日 | Weblog
■今日のひとりごと

 中国滞在2日目は仕事での工場見学が2件ほどあり、その後は上海で買い物やら食事など何でも済ませることが出来る「淮海中路(ファイ・ハイ・ズォン・ルゥ)」と言う場所に出かけ、昼食や買い物などを済ませてきました。

 このあたりを歩いていると、ルイヴィトンやプラダのカタログ用紙を手にした人が多く立っております。
 もちろん値段もそれなりの値段が書かれているカタログではありますが、片言な英語や日本語で「ブランドバッグ安くしますヨ」と一生懸命声を掛けてきます。
 もちろん、路上で声を掛けてくるぐらいですので当然ながら本物ではありません。

 ビジネスパートナーの方がコートが欲しいと言うことで、現地のビジネスパートナー(中国人)と一緒に裏の裏口へとその怪しい場所に向かいます。

 大通りから裏道を抜け、さらにアパートのような建物に入り、そして2階へと昇ると…そう、まさにアンダーグラウンドのような世界でした。
 中に入ると5~7人ぐらいのニセモノ販売業者の中国人が一生懸命「このジャケットはアルマーニでホントウニイイモノ!本当ならば3000元(約45,000円)だけど1500元(約22,500円)にマケてアゲルヨ!」と、片言な日本語で売りこもうとして来ます。しかしながらコチラ側も予算が明確に決まっているので「ダメ!400元しか払わない!」と言うと「ソンナ値段ではムリムリ!もっとマケテ1000元ダ」といきなり500元(7500円)も値下げして来ます。
 
 そうなると「高いからほかの店に行こう!」と皆でその場所を離れようとすると、出口でニセモノ販売業者の中国人が「チョットマッテ、チョットマッテ」と出られないようにストップが掛けられます。見事にすぐに帰れないようにして、玄関の手前で価格交渉で攻めてきます。
 相手もこんなアンダーグラウンドな場所に連れて来た事もあるので、そうそう簡単には帰すわけにもいきません。
 もう値下げ交渉や価格交渉、2個~3個同時に買わせようと必死になってやってきます。

 ちなみに、はっきり言って日本人だけや外国人だけで、そして慣れてないと本当に恐怖感が出て不安になります。
 その不安になったときの心情を掴んで、それなりの価格で販売させられるということの魂胆もあるようですので、ニセモノのお店に行くときは信頼が持てる現地の中国人と一緒に行くことを強くオススメします。
 (普通の観光で来た場合は、一切立ち寄らないことが無難です。)

 さて、話は戻り最初は3000元から1500元、そして1000元の値段になったアルマーニのジャケットはどうなったか?
 われわれは1着400元しか買わない!と意地を通しております。
 しかしニセモノ業者は「これじゃムリだ!ドウシヨウモナイネ!」とちょっと大きな声を出して、ポイっと袋を投げてみたりと何かとパフォーマンスを出してきております。
 
 そこですかさず、こちら側から「それでは、2着で800元出すのはどうだい?」との交渉が始まります。
 しかしながら相手は800元という現金が入る事に興味を示した様子で、そこからが交渉が成立した結果となりました。

 つまり相手にとっては、多く買えば買うほど現金が入るので、そのときに大幅なディスカウントはやむを得ないという妥協に走ります。
 中国でニセモノ業者と交渉する場合は、複数まとめ買いによって1個当たりの値段を大きく値下げさせる…と言うことが決めてとなります。

 これも中国独特のまとめ交渉文化の一つであるかと思います。

 つまり、中国のニセモノ市場に行くときは
 ・明確な予算
 ・1個だけではなく複数のまとめ買いでこの値段にしろという頑固な交渉
 ・現地の中国人と同伴

 上記の3点が一番大事であるかと思います。

 ちなみに隣にいたヨーロッパ人と見られる外国人は1着1000元もの値段を出しておりました。
 こっちの日本人グループは1着あたり400元で購入したのに…。
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2 コメント

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にせものは (昔の知り合い)
2010-03-17 09:23:25
買うのも良くないかとおもいます。。
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Unknown (Unknown)
2011-01-19 23:24:53
最初はアブない感じだけど慣れてくるとどこ行っても同じ。痩せっぽちの日本人2人に対してゴツい店員(そうじゃないヤツも)4~5人でアレ買えコレ買えとほとんど100元。ホントにまけられないモノは待てとは言わず他を勧めてくる。
返信する

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