昨日の夜、天気予報を見ると荒島岳のある大野市の今日の天気は昼前まで雪でその後は晴れ、
明日は朝方は晴れですが日中は曇りで午後遅くから雨でした。
錆鉄人はどちらも今一だけど、登るなら日曜日だと考え、
キリを突き刺した親指が化膿しないように身体内部からのアルコール消毒に努めていました。
という事で、今朝はのんびりと起きたのですが、何と晴れているではありませんか!
天気図を見ると今日は高気圧に覆われるけれども、
明日は低気圧が近づき天気は早めに崩れると読んだお天気お姉さんならぬお天気錆鉄人
(お天気なのは錆鉄人の頭ですが・・・)
急遽、天女に今から行くよと告げて、30分後には自宅を出発!
その頃には青空は消え雨が降ってきてました。
しかしながら錆鉄人は、荒島岳の登山口に着くころには止むだろう、
止まなくてもブナの木に着雪してきれいに違いないと確信していました。
大野市でコンビニに寄って朝食兼行動食を購入し、
荒島岳のメイン登山口の旧カドハラスキー場の駐車場に到着しましたが、
こんな天気なのに・・・駐車場はほぼ満杯、半分は県外ナンバーでした。
出発に案外手間取ってしまい、登山開始は9時23分
手間取った理由は・・・
ネットで買った新品の登山靴が足に合わなかった為でした。
そういえば一度も履いてみた事がなかったっけ?と思いながら、
靴ひもを緩め、さらには靴下を薄手のものに変え・・・でも、やっぱりヤバそう。
いつもの登山靴は持ってこなかったのでしかたがありません、
荒島位靴連れしても我慢出来るだろう・・・と覚悟を決めて出発したのでありました。
錆鉄人の予想通り雨は上がり、天女は予想以上に調子良く歩いてくれました。
一方の錆鉄人は歩き出してすぐにかかとが擦れて熱くなってきましたが、想定通り。
駐車場が見える所から撮影すると・・・20台近い盛況
35分で旧リフト降り場(=登山口)の広場に到着。
ここに至るまでに、錆鉄人の鋭敏なセンサーは既に左のかかとの皮がめくれた事を察知していましたが、
錆鉄人は靴擦れの痛みを軽減する歩き方を模索しながら歩いて、
遂に両方のかかとを靴底から浮かして靴擦れ部分を靴に接触させない歩き方を発見したので、天女には黙っていました。
我々は汗っかきなので、ここでカッパやシャツを脱ぎ、
錆鉄人は薄い長そでTシャツの上にカッパを着ただけにしました。(気温はマイナス数度って所でしょうか・・・)
ここからはブナ林の中を歩きますが、車がたくさんあっただけにトレースはばっちり、
毎回見ているものですが、ちょっと変わったブナの木をご紹介
有名な「トトロの木」
これは名前がないと思いますが・・・
これは錆鉄人的には「太陽の塔」
下ばかり見ないで周りを見ましょうね!
さて靴擦れの足ですが、歩き方の秘法を編みだしたとはいえそこは雪道、
ふいに雪を踏み抜いたり、足裏全面に体重を掛けられないない為にスリップしたりする度に激痛を味わい
さらには左足をかばって歩いているので右足の靴擦れも悪化してきたので、こちらもかかとを浮かして歩き・・・
天女はしきりに「大丈夫?」と心配してくれますが、返事は「大丈夫!」
ようやくシャクナゲ平に到着。
天気は良くなるどころか悪くなっているような感じで頂上まで行っても眺望どころか寒さに震えるだけ。
そこには大阪と静岡の若い女性3人組がいたのですが、やはり登頂は諦めて餅が壁まで行って下山するとの事でした。
とりあえず、パンとおにぎりを食べ、暖かいコーヒーを飲み・・・
(シャクナゲ平ではエビのシッポが発達中でした。)
ここまでくれば天女の運動不足の解消も出来ただろうと考え、下山する事にして数十メートル下ったのですが、
天女に聞くとまだまだ大丈夫との事だったので、ユーターンして餅が壁に向かいました。
餅が壁手前で先ほどの女性たちが戯れている横を登りましたが、
稜線に出たら風がさらに強くなって寒いだけだから・・・と餅が壁の上部で引き返す事にしました。
という事で、左足を恐々下ろしながら下山を開始しました。
シャクナゲ平を過ぎ、ふとスマホで時間を確認すると12時32分
愛妻家の錆鉄人は食事に釣られて登山に同意した天女の為に
「おかあさん、急いで下りれば大野でランチが食べられるよ!」
(事前に食べに行く所を調査していたのですが2時には終了してしまう所ばかりだったので、この日は諦めていたのでした。)
普段でも登りはからっきし弱くても下りにはめっぽう強い天女ですが、
こうなると俄然張り切って急ぎ足で下りだし、
最後のリフト降り場から駐車場までは小走りで暑い暑いと言いながらも10分で到着!
勿論、錆鉄人は12時32分以降は愛妻家モードスィッチをONにして痛みセンサーを解除してついて行きました。
車にザックを片付け、痛みセンサーが復活した足を登山靴から慎重に引き出し、
靴下を引っ張りながら下げてみると・・・
予想通り
めくれた皮を引っ張って貼り付け、
靴下をサポーター代わりに引き上げ、
左足は靴を履かずにエブリイを運転して(マニュアル車なのでクラッチ操作が必要)大野市へ向かいました。
帰宅後、まずは体内のアルコール消毒をした後で見ると・・・
治療は傷テープ3枚で固定
(アキレス腱が普通の人の倍位太いのはムッチャクチャ鍛えたからです)
寝ている間に剥がれると悲惨なので靴下を履いて寝ました。