錆鉄人と天女の感動人生

幸福度日本一の福井で一番幸せな夫婦の登山や温泉旅行、ガーデニング・Doit等の楽しい日々の記録です。

たのしみは

2022-01-12 09:14:43 | 本歌取り

  たのしみは 朝おきいでて 昨日まで

     無かりし花の 咲ける見る時

 

福井県の歌人 橘曙覧(たちばなのあけみ)の短歌です。

福井県ではこの「たのしみは」で始まる短歌を作ることが流行している位、

福井では有名な短歌であります。

 

去年の110月26日、結婚記念日の日に芦原温泉「ゆ楽」の貸切露天風呂付客室に泊まった時

朝食のテーブルにこの短歌の短冊が添えられていたので

持ち帰って居間に貼り付けてあります。

 

天女はこの短冊を見るたび、

いいわ!

と言って一首作ろうとしたのですが、

天女は楽しみが多すぎて?ひとつに絞り切れなかったみたいで、完成せず仕舞いでした。

 

極寒の天女さんちは宿泊のお客様もなく(さっぶいのでお勧めできません!)

雪で外仕事をすることもなく

早寝遅起きの毎日(布団の中が一番暖かい!からです)

 

天女の朝のやすらぎのひと時は

朝食後の皿洗いが済んでテーブルに戻ってコーヒーを飲みながらスマホを開いて

錆鉄人のブログを見て「誤字脱字」を指摘する事です。

(ほぼ一日中やすらぎのひと時のような気もしますが・・・)

 

という事で・・・出来ました!

 

たのしみは 朝おきいでて 昨日まで

    無かりし夫の ブログ見る時

             錆 曙覧

 

 

 

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ダイコンの種蒔き

2021-08-17 11:53:44 | 本歌取り

天女さんちの周辺では9月になってから種を蒔く人が多いのですが

その頃に種を蒔いて芽が出ると、

害虫にあっという間に若葉を食べ尽くされて消えてしまう為に

(天女さんちは無農薬なものですから・・・)

8月末に種を蒔くようにしています。

その時期に種を蒔くと、ある程度本葉が伸びてから害虫が現れますが、

ダイコンもある程度成長して、齧られても齧られても葉っぱを伸ばそうとするのでwす。

従って、害虫に齧られて折る間はあまり成長しませんが、消えてしまう事はないのです。

 

という事ですが、

10月末頃に九州に住む二女の所に新米と共に

立派な大根を持って行けるようになるかも?

と考えて、本日小雨の中ですが、屋敷の畑の一部に畝を作って種蒔きをしました。

(土が連日の雨でぐちゃぐちゃなので、コンディションは良くないのですが・・・)

 

という事で、久しぶりの本歌取りぜよ!

 

  男児立志蒔大根

  芽若無生尽蒔種

  埋種豈惟屋敷畑

  人閒到處有畑山

      錆月性

(七言絶句の文法通りには出来ませんでしたが・・・)

 

たかが種を蒔くだけなのに大げさな・・・

止せ止せ問答!

 

(元歌)

男児立志出郷関

學若無成死不還

埋骨豈惟墳墓地

人閒到處有靑山

    釋月性


  男児(ダンジ)志(こころざし)を立(た)てて郷関(キョウカン)を出(い)ず
  
  学(ガク)若(も)し成(な)る無(な)くんば死(シ)すとも還(かえ)らず
  
  骨(ほね)を埋(うず)むる豈(あに)に惟(た)だ墳墓(フンボ)の地(チ)のみならんや
  
  人間(ジンカン)到(いた)る処(ところ)青山(セイザン)有(あ)り

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板頭(ばんとう)の感

2020-10-22 07:51:55 | 本歌取り
勿論、「巖頭の感」の本歌取りです。

巖頭の感の本歌取りは何番煎じもしているのですが・・・


今回は小屋のトタンや目のペンキ塗りをしようと屋根のテッペンに上がった時

小屋のすぐ横は川で、テッペンからは10m以上はあるかという高度感に足がすくみ心臓がドッキンドッキン、

華厳の滝から飛び込んだ藤村操の巖頭の感をふっと思ったものですから・・・

という事で石頭が作った屋根頭の感です!


     板頭(ばんとう)の感

 ツルッ々たる哉屋根上

 錆々たる哉かなトタン

 五尺の小躯を以て此塗装をはからむとす

 百名山登山の経験竟に何等のオーソリチーを価するものぞ

 万有の真相は唯一言にして悉す。曰く「超危険」

 我この恨うらみを懐いて煩悶終ついに塗装を決するに至る

 既に屋根頭に立つに及んで、胸中何等の不安あるなし

 始めて知る、大なる思考は大なる楽観に一致するを

              錆 操



実は夜中に目が覚めた時、

どうしたら安全に作業が出来るかと考えたら寝られなくなり・・・

遂に安全策と無駄なく作業が出来る段取りを考え付いたのでありました!

(ペンキ塗り編で披露します)


    (本歌)巖頭の感
  悠々たる哉天壌
  遼々たる哉かな古今
  五尺の小躯を以て此大をはからむとす
  ホレーショの哲学竟に何等のオーソリチーを価するものぞ
  万有の真相は唯一言にして悉す 曰く「不可解」
  我この恨うらみを懐いて煩悶終ついに死を決するに至る
  既に巌頭に立つに及んで、胸中何等の不安あるなし
  始めて知る、大なる悲観は大なる楽観に一致するを
            藤村 操
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ひさかたの

2020-01-15 13:26:25 | 本歌取り
昨日、久しぶりにビールを飲みながら浮かんだのですが・・・

  ひさかたの 喉越しうれし 神泡に しずこころなく 麦酒飲むらむ

                            錆 友則

「神泡の」にしようか、元歌に合わせて「神泡に」しようかと天女に相談すると

「おとうさんはいつも楽しい事を考えているのね!」

「うん!」
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樹上の感

2019-11-08 04:45:49 | 本歌取り
町内の幾多の柿の木に熊の爪痕を見つけ、

さらには足跡や糞まであるのを確認した区長の錆鉄人は

県内各地で熊に襲われてけが人が続出している為

すぐに熊注意と柿の実の処分、柿の木の伐採呼びかけのチラシを作り町内に回覧したのでありましたが、

区長として率先垂範して柿の実を全部収穫してしまう事を決意したのでありました。
 
ちなみに天女さんちは屋敷を電気柵で囲っているせいか、

たくさんの柿がなっているにもかかわらず熊の侵入はありませんが、

他の家の柿の実を食べ終わったら天女さんちにやって来て天女が襲われないとも限りませんから!


という事で、またまた巖頭の感の本歌取り!


      樹上の感

  豊作たる哉富有柿、多々実る哉甘露柿

  五尺の小躯を以て此全てを穫らむとす

  役所は口だけで何等のセーフティを価するものぞ

  万有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「犠牲者が出るまで何もしない」

  我この恨(うらみ)を懐(いだ)いて煩悶 終に収穫を決するに至る

  既に樹上に立つに及んで、胸中何等の不安あるなし

  始めて知る、全ての柿の実の収穫は大なる安心に一致するを

                錆 操



(本歌  巖頭の感)
悠々たる哉天壌、遼々たる哉古今、五尺の小躯を以て此大をはからむとす
ホレーショの哲学竟(つい)に何等のオーソリティーを価するものぞ
万有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」
我この恨(うらみ)を懐(いだ)いて煩悶終に死を決するに至る
既に巌頭に立つに及んで、胸中何等の不安あるなし
始めて知る、大なる悲観は大なる楽観に一致するを



これまでに200~300個位収穫して近所に配ったり

甥っ子のやっているカフェ・ダイニング・ボンドに大量に持って行っていたのですが

半日掛かりで全部を収穫してみるとその数の多い事!


まずは昨日収穫する前の柿の木



柿の木のこちら側の枝は畑の上に脚立を立てたりして今までにかなり収穫したのでそれほどなっているように見えませんが

川の上に張り出したほうには枝も折れんばかりに大量になっていたのでありました。

木に登って川の上に張り出した枝の上に移動すると川底からは約4m

揺れる細い枝の上に乗って柿の枝をノコギリで切り、

その重い枝を折れて落ちる前に片手で回収するのはすっごく大変な作業で

実際に乗っていた枝がボキッと折れて川に墜落!

・・・しそうになりましたが、

ターミネーターの本領を発揮して左手一本でぶら下がり墜落を免れたのでありました。

ちなみに折れた枝は手首ほどの太さだったので折れるとは思っていなかったのですが、

折れた枝を見ると枯れていた為に折れやすくなっていたようでした。

落ちたら・・・死んでいたかも?

はずみで眼鏡のツルがひん曲がっただけで済みました。

それも、ターミネーターの繊細な指で元通りに修正しました。


という事で、収穫後の柿の木



川の向こうの道路から



川の中に1本だけ伐った枝が落ちて実が付いたままですが、下記のみは1個残らず獲りました。

切った枝の一部



一部は柿の木で籠に収穫しましたが、大部分は柿のみの付いたままの枝を持って柿の木から下りて収穫しました。

収穫した柿の実!



4~500個ありそうですが、これでもバケツ1杯以上近所の人にあげたあとの写真です。



バケツ1杯位は自家用に残し、姉の所にバケツ2杯位持って行き

残りは全部甥っ子のカフェ・ダイニング・ボンドに持って行って、

料理に使うなりお客さんにあげるなり自由に使ってもらう事にしました。


これから1週間位はカフェ・ダイニング・ボンドに食事に行くとすっごくお得ですよ!



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畑頭の感

2019-10-24 18:41:46 | 本歌取り
久々の本歌取り、元歌は何回も引用している巖頭の感です。


ずーっと無農薬を続けて来た天女さんち

害虫対策でダイコンの種蒔きを8月20日過ぎに早めたのですが・・・

害虫天国は続き・・・錆鉄人の害虫駆除にも係わらずダイコンは瀕死の有様







それを見て錆鉄人は遂に「来年こそは!」と決心したのでありました。


   畑頭の感

広々たる哉土壌、ぼろぼろたる哉葉っぱ、五尺の小躯を以て此虫を捕らむとす。
無農薬のの哲学竟に何等のオーソリティーを価するものぞ。
万有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可能。」
我この恨を懐いて煩悶 終に農薬投入を決するに至る。
既に畑頭に立つに及んで、胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、大なる決断は大なる楽観に一致するを


(本歌 藤村操 「巖頭の感」)

悠々たる哉天壌、遼々たる哉古今、五尺の小躯を以て此大をはからむとす。
ホレーショの哲学竟(つい)に何等のオーソリティーを価するものぞ。
万有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解。」我この恨(うらみ)を懐(いだ)いて煩悶終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、大なる悲観は大なる楽観に一致するを。


来年は農薬を投入して観葉植物のようなダイコンを作るぜよ!
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やれ死ぬな!

2019-06-29 09:16:09 | 本歌取り
やっと芽が出て本場が伸び出したばかりのゴーヤを天女が植え替えたので

可哀そうに萎れて枯れてしまいました。

と思っていたのですが、昨日の雨のお陰か?

今朝見ると先端の葉っぱが生き返ったような・・・

愛情深い錆鉄人は早速、直射日光が当たらないようにカバーをしてやりました。

とりあえず東から南方面をガード(午後から雨の予報なので)



無事に生きてくれますように!




やれ掘るな 負けずにゴーヤ これにあり

          錆 一茶

「やれ打つなハエが手をする足をする」 と

 「痩せガエル 負けるな一茶 これにあり」

の合作の本歌取りという難しい課題に挑戦しました?


おかあさん、もう小さい苗を移植する(掘る)のは止めてね!
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ゴーヤ

2019-06-28 09:04:10 | 本歌取り
ゴーヤの苗は2本買いました。

そして種を1袋買って芽出ししたのですが、芽が出たのは4本だけ

しかも、本葉が出たばかりの時に天女が移植したので1本は枯れてしまったのですが、

買った苗は元気良く伸び、

子蔓、孫蔓がもの凄い勢いで伸びて花をいくつも咲かせるようになりました。



錆鉄人は毎日端から端まで探すのですが雄花ばかりです。

ちゃんと親蔓の芯は止め、子蔓も何本か止めたのですが・・・


という事で一首

七つ八つ花は咲けどもニガウリの実の一つだになきぞ哀しき

       錆 同感

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秋来ぬと・・・

2018-08-24 20:26:15 | 本歌取り
福井は台風によるフェーン現象で暑い1日でしたが

ビールが少なくなったので買いに行くと・・・

あったのはこれ!


秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども

   ビールのラベルに おどろかれぬる



やっぱりサントリーは神泡との相性が抜群でした。

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老梅の涙

2018-05-09 08:15:29 | 本歌取り
かつては山のように花を咲かせ、バケツに何杯もの実が収穫出来た裏庭の梅の木

やがてコケに覆われ、幹は腐り、樹皮だけになって、その樹皮も所々穴が開いているまでになったのですが・・・

錆鉄人が数年前にコケを取ってやった所、元気が復活し

去年は大量の実を付けましたがそれを収穫出来るまでの大きさにする体力はなく、大量の小さな実を降らせました。


今年は裏作なので小さな実も去年と比べたら数分の一、もしかしたら十分の一以下かもしれません。

今年の老梅の花盛り



今朝、いつものパトロールをしながら老梅の下を通ると、ポトッと小さな実が落ちてきました。

下を見ると今年も老梅の涙が転がっていました。



去年は足の踏み場がなかったほど落ちていたのですが・・・

見上げると、いくつかの実が・・・




風流人の錆鉄人はここで一首浮かびました。

   花の色は うつりにけりな いたづらに わが実地にふる ながめせしまに

            錆 小町

元歌は有名な小野小町

花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに


久しぶりの本歌取りですが、

たった2文字、音にすれば1音を替えただけの究極の本歌取りが出来ました!
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