裏山の竹やぶに電気柵を設置して1週間位経過し、毎日電気柵のパトロールを実施していますが、
ほぼ2日に1回程度、電気柵が壊され、都度修理しています。
この電気柵の考え方は、
電気柵の外側に歩く道を作り(通常は幅1m位にする)
そこを歩くことでイノシシやシカは人間のにおいに警戒し、
さらに電気柵の電撃を受ける事で電気柵には近づかなくなるという考えで
福井県の農林整備課の滝波氏が考案した方式です。
実際に福井県内ではこの方式が広がりつつあり、
イノシシやシカの被害が激減しているとの事です。
錆鉄人は3年前にこの考えを知り、町内の役員会などに提案していたのですが、
草刈りなどメンテが大変でとても無理と片づけられていました。
しかしながら、両隣の集落で対策を行うに至り、
このままでは対策していないこの集落が集中攻撃を浴びるのではないかという恐れで
先日、滝波氏に来て頂いて勉強会を実施しました。
実際に設置までは紆余曲折があるかもしれませんが・・・
さて、本題に戻ってタケノコの初収穫です。
朝食後の運動の一環で天女がパトロールして、
「2か所壊されていたわよ!」との報告
錆鉄人はすぐに修理に向かい、修理後は電気柵内の雑木の伐採をしました。
雑木を伐ると視界を遮るものがなくなって、イノシシは進入しなくなる可能性があるからです。
その時、タケノコを発見!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/34/b8360329374166dd15e2be3f5b1a3b9b.jpg)
レーザースキャン装置の付いていない人の為に、右側中央を拡大すると・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/20/cc2b06a760339c45332923292dabfe04.jpg)
電気柵が壊れていたのは、電撃を知らないイノシシが接触して驚いて暴れたためと思われ、
電気柵の内側には新しいイノシシの堀跡はありませんでした。
つまり、このタケノコは電気柵の初めても成果です!
イノシシならすぐに掘って食べてしまう所ですが、
イノシシよりは賢い錆鉄人は夕方まで置いておけば
大きくなったタケノコを収穫出来ると考え、収穫を延期。
(イノシシまずは昼間は現れないからです。)
という事で夕方、武器を取り揃えて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/d5/f2f51b6aa897663883a780c647ae44f2.jpg)
左側が一般的なタケノコ堀のクワですが、錆鉄人は両刀使いです。
夕方まで置いたのに、タケノコはほとんど大きくなっていないような・・・
まずは、タケノコの周辺の土をクワで取り除きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/53/a92cefe9b34cff40d44df7c1d9783de2.jpg)
そして、根元をクワで一撃!
実は、午後にも残りの雑木を伐採していて、もう1個発見しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/e8/3370b7e88b8092f1b169dc94beecec73.jpg)
こちらのほうが太くて大きいぜよ!
土も柔らかく、タケノコが太いのでスコップで根元を切断して収穫しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/7c/20738d62b895aa99c8e243e2ee49b59b.jpg)
収穫したタケノコ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/f6/9b61357e277add3a154ad27184b2f3fc.jpg)
もし、電気柵設置とパトロールの作業費を考えると、1本1万円では足りません。
たかがタケノコの為に・・・と思われるかもしれませんが、
(前回も書いたように思いますが)
竹やぶの放置による拡大でタケノコが大量に生え、
それがイノシシの栄養源となり、イノシシの繁殖を支えていると思っているからです。