昨日はたまにワインを購入しに行く銀座6丁目にある銀座ワイナックスさんで(TEL03‐3573‐0179)ドイツワインとお鮨の組み合わせを楽しむワイン会に参加して来ました。全貌を(記録の為にも)記したいと思います。
(1)子持昆布
Bassermann‐Jordan PIERRE Brut/Sekt/Pfalz(NV)
このSektはシャンパーニュと製法も品種も同じだそうですがシャンパーニュによくありがちな変なトースト香などなくあっさりと素直に飲めました。
(2)ヒラメ・たい
2008/Michelfelder Himmelberg/Weissburgunder/Kabinett/Reichsgraf u.Marquis zu Hoensbroech/Baden
ブルゴーニュ品種ですが異常に微妙というかある意味繊細過ぎるワインであっさりした各々の味わいを引き立ててくれました。
(3)牡丹海老・イカ
2003/Untereisenheimer Sonnenberg/Mueller-Thurgau/Spaetlese/Egon Schaeffer/Franken
このワインはlieblichなタイプですがほどほどにいい意味で甘さが控えめでなんだかホッとしました。
(4)ホタテ
2008/Staatsweingut Weinsberg JUSTINUS K./Q.b.A./Staatsweingut Weinsberg
このワインはグレープフルーツ的な味わいでした。流石この品種のオリジネーターだけあって手本となるような味わいに思われました。
(5)コハダ
2007/Dhron Hofberger/Riesling/Spaetlese/Bischoefliches Priesterseminar/Mosel
やはりMoselらしく酸が全面に出ていました。このコハダはキッチリ江戸前の仕事がしてあり酢による酸味とよくマッチしていて思わす「ウフフ」と言ってしまいました。
(6)赤貝
2008/Staatsweingut Weinsberg Rose/Q.b.A./Staatsweingut Weinsberg/Wuerttemberg
残糖は0.2g/Lとかなり控えめなのですが仄かに残糖を感じて赤貝の風味が全面的にこのワインと合わせた事で表立ったと思われました。
(7)雲丹(海苔無し、海苔有り)
2007/Jechinger Eichert/Gewuerztraminer/Spaetlese/Schwarzer Adler/Baden
雲丹のねっとりした旨さというか甘さを絶妙にサポートしてくれました。このワインにはレバーペーストも無性に合わせてみたくなりました。
(8)大トロ・大トロの炙り
2006/Hohenbeilstein Cuvee Robert Vollmoeller/Lemberger、Spaetburgunder&Regent/Q.b.A./Hohenbeilstein/Wuerttemberg
タンニンがドイツにしては濃いだけあって海産物ではありますが何だか上質の牛ステーキを食べている感覚を覚えました。
(9)穴子
2008/Pfeffingen Scheurebe/Spaetlese/Pfeffingen/Pfalz
このワインの地所はウングシュタイナーヘレンベルクらしいです。適度な酸が控えめの甘さが穴子のツメなどをマッチングさせてくれたと思われました。
(10)たまご
2001/Messmer Muskateller/Beerenauslese/Messmer/Pfalz
このデザートワインで〆になりました。このたまごはシャリなしだったのですがなんだか上等なケーキを食べているかのような感じでした。
とまぁ、こんな内容で至福の時間を過ごす事が出来ました。よくその土地の料理にはその土地のワインを合わせるのがベストなんて言われますがドイツワインが日本ワインよりもこういった和食に合わせやすくフランスワインではかなり至難の技だろうという思いを更に強くした夜でした。
(1)子持昆布
Bassermann‐Jordan PIERRE Brut/Sekt/Pfalz(NV)
このSektはシャンパーニュと製法も品種も同じだそうですがシャンパーニュによくありがちな変なトースト香などなくあっさりと素直に飲めました。
(2)ヒラメ・たい
2008/Michelfelder Himmelberg/Weissburgunder/Kabinett/Reichsgraf u.Marquis zu Hoensbroech/Baden
ブルゴーニュ品種ですが異常に微妙というかある意味繊細過ぎるワインであっさりした各々の味わいを引き立ててくれました。
(3)牡丹海老・イカ
2003/Untereisenheimer Sonnenberg/Mueller-Thurgau/Spaetlese/Egon Schaeffer/Franken
このワインはlieblichなタイプですがほどほどにいい意味で甘さが控えめでなんだかホッとしました。
(4)ホタテ
2008/Staatsweingut Weinsberg JUSTINUS K./Q.b.A./Staatsweingut Weinsberg
このワインはグレープフルーツ的な味わいでした。流石この品種のオリジネーターだけあって手本となるような味わいに思われました。
(5)コハダ
2007/Dhron Hofberger/Riesling/Spaetlese/Bischoefliches Priesterseminar/Mosel
やはりMoselらしく酸が全面に出ていました。このコハダはキッチリ江戸前の仕事がしてあり酢による酸味とよくマッチしていて思わす「ウフフ」と言ってしまいました。
(6)赤貝
2008/Staatsweingut Weinsberg Rose/Q.b.A./Staatsweingut Weinsberg/Wuerttemberg
残糖は0.2g/Lとかなり控えめなのですが仄かに残糖を感じて赤貝の風味が全面的にこのワインと合わせた事で表立ったと思われました。
(7)雲丹(海苔無し、海苔有り)
2007/Jechinger Eichert/Gewuerztraminer/Spaetlese/Schwarzer Adler/Baden
雲丹のねっとりした旨さというか甘さを絶妙にサポートしてくれました。このワインにはレバーペーストも無性に合わせてみたくなりました。
(8)大トロ・大トロの炙り
2006/Hohenbeilstein Cuvee Robert Vollmoeller/Lemberger、Spaetburgunder&Regent/Q.b.A./Hohenbeilstein/Wuerttemberg
タンニンがドイツにしては濃いだけあって海産物ではありますが何だか上質の牛ステーキを食べている感覚を覚えました。
(9)穴子
2008/Pfeffingen Scheurebe/Spaetlese/Pfeffingen/Pfalz
このワインの地所はウングシュタイナーヘレンベルクらしいです。適度な酸が控えめの甘さが穴子のツメなどをマッチングさせてくれたと思われました。
(10)たまご
2001/Messmer Muskateller/Beerenauslese/Messmer/Pfalz
このデザートワインで〆になりました。このたまごはシャリなしだったのですがなんだか上等なケーキを食べているかのような感じでした。
とまぁ、こんな内容で至福の時間を過ごす事が出来ました。よくその土地の料理にはその土地のワインを合わせるのがベストなんて言われますがドイツワインが日本ワインよりもこういった和食に合わせやすくフランスワインではかなり至難の技だろうという思いを更に強くした夜でした。
こんな風にリースリングを飲んでいたら一生ドイツの現在未来のそれは分からないでしょう。
このオーダーを決めたのは僕ではないので悪しからず。
そういうことではなく、リースリングと寿司と言ってもそれはドイツのそれとはあまり関係ない話で、寿司に甘い酸の効いたワインを合わせれば美味しいよと言うことでしょう。
こはだのように酢でしめてある魚は何も寿司だけではありませんから、モーゼルやザールでこうしたものを食すのは日常茶飯の話です。それをしてモーゼルがこはだに合うと語るのは本末転倒でしょう。
オーダー以前にこうした趣向でドイツのワインを語らせようとするのが間違いだと言うのですよ。
確かに「その土地の料理にはその土地のワイン」などとはよく言われますが(リースリング至上主義でおられるのを承知で敢えて言いますが)ドイツほど様々な味わいがあるワイン生産国はないではありませんか。ワイン街道におられたら分かると思いますが。
欧州の農業がこれとは正反対の方に進んでいることはご存知の筈なのですが、なぜ大衆市場に合わせたコーラワインに興味を持つのか不思議です。それは全く別世界の話ですよ。
なぜそれ程にも録でもない数年で栽培を止めるようなトレンドにも乗れない新品種にばかり興味が行って、ドイツワインの本筋に興味が無いかですね。つまらない地域のつまらないワインばかりを飲まされえいるのと違いますか。そんなものならドイツなんて価格的にも製造技術的にもなんら取るに足らないワイン栽培地域です。それでは全く世界的な競争力がないと何度もお話している通りです。
まあ、世界の高級ワインの味わいとかはなかなか分からないのかもしれませんが。ついでながら私の周りでは、リースリングやピノノワール以外には、農協か馬鹿な醸造所がムスカテラーなどを植えているぐらいでそれ以外はありませんけどね。
このNVというのが勉強不足で分からないのですが、一体これは何の略なのでしょうか?回答、予め有難うございます。
バッサーマンもシャンパーニュの法定3品種を全部作付していたのですね。
法定三品種とは、ピノノワール、ピノブラン、シャドネのことでしたか。これも知りませんでしたよ。これも殆どミッテルハールト産ではないですけどね。リースリング百パーセントは十年前までだと何度も繰り返している通りです。
厳密に言うとピノブランもシャンパーニュでは認められているケースもあるようですが。