昨日このSaarはFilzenにあるEdmund Reverchon KGの2006年のOckfener Bocksteinの地所のKabinettを久しぶりに飲んでみました。
また飲んでみると熟成した為かSaarにしては酸がやや控え目になり残糖も結構落ちた印象でした。
このワインのデータですがアルコール度は9度、残留糖量は35.6g/L、総酸量は8.2g/L、土質は石の多い板岩風化土壌、カロリーは75.5kcal/dLになります。
ふと前に旅行でSaarburgからSaar河沿いに歩いてこの地所を訪問したのを思い出しました。
また飲んでみると熟成した為かSaarにしては酸がやや控え目になり残糖も結構落ちた印象でした。
このワインのデータですがアルコール度は9度、残留糖量は35.6g/L、総酸量は8.2g/L、土質は石の多い板岩風化土壌、カロリーは75.5kcal/dLになります。
ふと前に旅行でSaarburgからSaar河沿いに歩いてこの地所を訪問したのを思い出しました。
瓶熟成させるならば、本格的な甘口かグローセスゲヴェックスのようになるでしょうね。その中間にあるものは日本に限らず瓶詰め二年以内で飲み干す方が間違いありません。
これは余り物でして……
これは大きな誤りです。先ず酸や糖とアルコールが確りしていないと、熟成よりもフィルンになってしまって皆さんが使うリースリングの代名詞ペトロール香を放ちます。
ミネラルとか何とかの難しい話の前に、これだけは試飲していて分かっていなければいけない話です。一体どれだけ今まで試飲してきたのですか?
それが判断できない権威者や専門家やあなたのような人が日本にはいるから不凍液問題が生じたのです。
GGもまた然り。保存状態如何に拘らず五年過ぎて更に頂点を迎えるようなGGは限られているのです。それを試飲で吟味するのが肝要で、それが出来る私のような経験者は現時点では世界中にそれほどいないのですよ。GG自体の経験が薄いですから。
私の蔵を見れば分かりますが、残していて価値がないものを飲み干していくために、年間あれだけ購入していても在庫量はそれほど増えないのです。
つまり日本人は精々自宅で二年間ほど定温保存してみて、試してみてそれでもまだ熟成の可能性があるようならば、更なる瓶熟成の方法を考えればよいのです。
私が購入しているリースリングで瓶詰め後五年以上保存の価値があるのは年間数本であることをみれば分かるでしょう。年末に集計してみます。
瓶熟成など日本人には幻想ですよ。あなたもそうした良いリースリングを口に入れたことはないと思いますね。