磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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絵本・語りつぐ戦争4 いえなかったありがとう

2009年03月12日 | 読書日記など
『絵本・語りつぐ戦争4 いえなかったありがとう』
   徳永和子・文/吉田郁子・絵/葦書房1981年

こんなことを気にしないといけないって、まったくナンセンスですね。
--文化とは、生命を支えることとしたら……。



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「朝鮮人のおじさんの苦笑い
転向した日に花柄のワンピースを着ていったみち子はみんなから“ひこくみん”とはやしたてられました。国民学校1年生のみち子は戦争がひどくなって、東京から福岡の町へ疎開してきたのです。
博多弁がよくわからないみち子はうまくみんなにとけこめず、仲間はずれにされます。
そんなある日、うかうか裏門からクラスメイトについてったみち子は迷子になってしまいました。途方にくれるみち子--。
だれも声をかけてくれず通り過ぎてゆく中で、ひとりの朝鮮人のおじさんがやさしく声をかけてくれ、自分のうちでゴハンまで食べさせてくれました。日本中が飢えている頃のことです。おじさんはみち子の家の近くのハトヤ通りまで送ってくれました。うれしさで、みち子は“ありがとう”というのも忘れてかけてゆきました。しばらくして、ハトヤ通りでバッタリおじさんに会ったみち子は“おじさんありがとう”といおうとしたまま口をつぐんでしまいます。クラスメイトの“チョウセンともの言うたらいかん”という声を思い出したのです。
そんなみち子の前から、おじさんは苦笑いだけを残して去っていきました。」

まさに、このとおりの絵本です。

構図として、ミュージカルみたいだなあーと思いました。

----文化とは、生命を支えることとしたら……。

文化的なのは、この助けてくれた朝鮮のおじさんですね。

朝鮮の人にもいろいろな人がいると思います。

日本と同様に……。









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