磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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非核の日本無核の世界

2008年04月20日 | 読書日記など
『非核の日本無核の世界』
   浅井基文・著/労働旬報社1996年

北朝鮮が核保有したがる言い分も書かれてありました。たしかに経済的にも無意味なプルトニウムを持つというのは、戦争以外にないと高木仁三郎さんも指摘していましたね。

もくじ



帯に書かれてあります。下「」引用。

「なぜ世界は核兵器を手ばなさいのか
アメリカの核戦略、「力による平和」--核抑止論、フランス・中国の核実験の論理、これらを超えた
核軍縮・全廃への実現可能な具体的な道すじを
元外交官の国際政治学者が緊急提起する」

タイコンデロンガによってわかる事実。下「」引用。

「●八九年一○月(八日)にキャロル元ミッドウェー(米空母)艦長は、核空母は日本寄港時に核兵器を降ろさないと発言し、七一年にヴェトナム作戦に従事していた核空母(タイコンデロガ)が横須賀へ帰港する途中、同艦から核兵器を積んだ艦隊機が落下した事実を明らかにした。-略-
 タイコンデロガの艦載機落下事故は、ライシャワー、ラロック発言こそが真実であり、米日両政府の主張にはウソがあることを明らかにしています。」

アメリカは「力による平和」……。下「」引用。

「人権・民主主義と「力による平和」の衝突
 もっとも、人権・民主主義の国際的担い手を自認するアメリカはまた、国際関係を支配するのは究極的には力があるという考え方(「力によるむ平和」)の信奉者であります。(第三章第二節)。この二つの原則が衝突するとき、アメリカは、往々にして人権・民主主義を犠牲にする強い傾向があります。」

しかし、世界一の国ではなくなっていくというのに……。

「唯一の国」というのに対しての韓国人。下「」引用。

「韓国の留学生が厳しく問いかけるのは、日本人の核廃絶運動は、結局「唯一の被爆国」である日本、そして「唯一の被爆国民」である日本人という立場から抜け出していないのではないか、ということです。彼らにとって、「唯一の被爆国」という視点から日本の朝鮮支配 と原爆投下との間の結びつきが完全に消え失せていることは、どうにも納得できないことです。
 私は、日本の核廃絶運動が、時代、場所を超えた普遍的な説得力を持ち得るためには、「なぜ、原爆が落とされたのか」という問題を見据えることは、絶対に欠くことのできないポイントの一つだと考えます。
 日本の植民地支配・侵略戦争が原爆投下を招いた。とすれば、核廃絶を訴える同時に、植民地支配・侵略戦争を行った日本の過去の徹底的な精算を主張しなければならないのです。」

しかし、朝鮮人の被爆は一割もいるのだから、二国といってもいいのではないだろうか?

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人だけをみたら、投下国のアメリカ人さえいる……。

目 次


核をもてば「大国」意識がもてるという……。下「」引用。

「いったん核兵器を持ってしまえば、大国の威嚇・恫喝にも対抗できます。また、自己主張もできるようになります。核兵器を持った国は、まわりの核兵器を持たない国に対して、「大国」として接することも可能となります。」

チンピラが鉄砲をもちたがるのといっしょですね。
--しかし、鉄砲でさえ恐いものですね。

スミソニアンの原爆展について、リフトンが語ったという。下「」引用。

「リフトンは、今回の論争について二つの重要なポイントを指摘しています。
●今回の原爆展をめぐる論争は、それに対する反応がいかにショッキングであれ、さまざまな問題を投げかけたため、有益だと思う。このテーマに関するアメリカでの最初の国民的論争だといってよい。
●原爆展が中止に追い込まれようとしていたことは、何よりもアメリカの人々にとって悲劇だと思う。自らの歴史、日本の歴史と向かい合い、真実をそのものとして受け入れるかけがえのない機会が失われようとしているからだ。」

北朝鮮が核兵器をもちたがる一つの原因……。下「」引用。

「日本が数十トンのプルトニウムを蓄えようとしていると指摘し、これは経済的には意味がない以上、東京(日本)が非核国家であり続けるかどうかが疑問になっていると警告していました。さらに彼女は、中国、韓国および台湾は、この日本の動きに神経質になっており、そのことが、これらの国々の核計画を作ることにつながっているし、北朝鮮も同じ動きを示していると述べています(九三年一二月一日付インタナショナル・ヘラルド・トリュビュン)。」







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