395人、被爆者と認めず=地域外「放射線影響なし」?長崎地裁(時事通信) - goo ニュース
「2012年6月25日(月)19:55
国が指定した被爆地域などに含まれない場所で原爆に遭遇した「被爆体験者」395人が、国、長崎県、長崎市を相手に被爆者健康手帳の交付などを求めた集団訴訟の判決で、長崎地裁の井田宏裁判長は25日、「放射能の影響を受ける事情の下にあった者に該当しない」として請求を全て退けた。原告側は控訴する方針。
原告は原爆投下の際、爆心地から12キロ圏内にいながら、放射線の影響がなかったとされた人たちで、認定を求めた初の訴訟だった。
井田裁判長は「投下時の風の影響などを考えると、半径10キロ以内全域で放射性物質が一様に降ったとする原告の主張は合理的根拠を欠く」と指摘。原告が訴えた下痢や発熱などについても「当時の国民の一般的な状況と同様、放射線以外でなり得た可能性が高い」とし、放射線による急性症状には当たらないとした。
[時事通信社]」
「2012年6月25日(月)19:55
国が指定した被爆地域などに含まれない場所で原爆に遭遇した「被爆体験者」395人が、国、長崎県、長崎市を相手に被爆者健康手帳の交付などを求めた集団訴訟の判決で、長崎地裁の井田宏裁判長は25日、「放射能の影響を受ける事情の下にあった者に該当しない」として請求を全て退けた。原告側は控訴する方針。
原告は原爆投下の際、爆心地から12キロ圏内にいながら、放射線の影響がなかったとされた人たちで、認定を求めた初の訴訟だった。
井田裁判長は「投下時の風の影響などを考えると、半径10キロ以内全域で放射性物質が一様に降ったとする原告の主張は合理的根拠を欠く」と指摘。原告が訴えた下痢や発熱などについても「当時の国民の一般的な状況と同様、放射線以外でなり得た可能性が高い」とし、放射線による急性症状には当たらないとした。
[時事通信社]」