コミック昭和史 第２巻（講談社コミックス） 満州事変～日中全面戦争

『コミック昭和史　第２巻（講談社コミックス）　満州事変～日中全面戦争』
　　　水木しげる・著/コミックス1988年

知っている事件でも、知らないことが書かれてある……。
それに、わかりやすい……。



上海事変を2万円でおこしてくれと板垣に頼まれる田中隆吉。下「」引用。
「二万円（今の金で三億円ぐらい）もった田中は中国・日本双方に人脈をもつ川島芳子を使って情報を収集させた」

川島芳子と田中……。下「」引用。
「騒動は中国人の無頼漢を雇い……。群衆を扇動して日本人を襲撃させ、軍事行動の口実をつくるという筋書にそって起きた。」

成功組もあったという。肉弾三勇士……。下「」引用。
「安全に帰ることができたのだが、それがあやまって五十センチ、すなわち半分にしてしまったため、三人は無惨な死をとげてしまった。彼らは完全に爆破して帰れると思っていたが……。事実、肉弾三勇士と同時に突入したもう一組は爆破に成功し全員無事帰還している。」

死刑にされたと川島芳子のことが書かれてあるが、このコミック出版後、周恩来によって生かされていたという報道があった……。

ジャワ島はバタビアで印刷工場を成功させた辰司おじさん。

初ドーナッツ。下「」引用。
「たった一個のドーナツを食べるために、三人は炎天下二十キロの浜辺を歩いた」

坂田山心中事件のことが書かれていた。下「」引用。
「昭和七年五月坂田山心中事件が起きた。事件はじめ、さほど珍しくない心中事件だった。慶応大学学生　調所五郎と資本家の令嬢　湯山八重子－略－」

ターキーが労働運動をして成功。

毎日新聞に絵の天才とかかれた水木少年。







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