磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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中性子爆弾 地球の破滅をまねく核兵器

2008年04月19日 | 読書日記など
『中性子爆弾 地球の破滅をまねく核兵器』
   子どもたちに世界に!被爆の記録を贈る会・編/汐文社1982年

戦争だけが問題なのではない。核開発によっても、近隣住民などが被害をうけている……。環境問題についても、平和な世界システムをつくれば必要のないものを巨費をつかい、環境破壊をしているといえよう! 生活に必要なエネルギー消費とこれらを同等の価値としてとえらるのは、明らかに狂っているように私には思える……。もちろん、消費税も生活必需品にはかけない、もしくは税率を下げるべきだと私は思っている。



核狂乱時代をつくりあげたレーガン大統領。下「」引用。

「こうした状況の中で登場したレーガン政府は、さらに矢つぎ早に、中性子爆弾の製造再開、弾道弾迎撃ミサイル、スペースシャトルの軍用転化、そして今後10年間に1万7000発の増産計画などを発表しつづけている。これがソ連の対抗措置をよぶであろうことは必至である。いったい、核軍拡競争はどこまで続くのか。いままさに、地球は核狂乱時代である。」

これで、アメリカの最大の軍事関連企業が大もうけしたことは書くまでもないだろう。

アインシュタインは、アメリカは金だけの一次元の世界と教えてくれる。
--彼らの正義だ悪だの、アホな論理にふりまわされないように願いたいものだ……。

1982年、アメリカ西南部の広大な砂漠で中性子爆弾(放射線強化核弾頭)による動物実験がおこなわれようとしていた。

動物を連れ、放射線防護服に身を包んだ米軍作業員たちが、実験場に向かう。

実験用動物の牛、ウサギ、アヒル、犬……。

モニター画面を見ている作業員。

発射を待つばかりの原子砲。

動物たちは、悲惨の末路を……。


中性子爆弾とは。下「」引用。

「中性子爆弾とはなんだろうか。核爆弾には原爆と水爆があって、その爆発時のエネルギーは、熱線、放射線、爆風となって人びとを殺生し家や街を破壊する。その破壊力のうち、熱線や爆風による効果を抑え、放射線の出力を極度に強化したものが放射線強化弾頭である。放出される放射線のうち、そのほとんどが放射線強化弾頭である。放出される放射線のうち、そのほとんどが中性子線であるところから、それは「中性子爆弾」と呼ばれるようになった。爆発原理からいえば中性子爆弾は小型水爆だが、主に放射能によって、生き物だけに被害を与える兵器であるという意味で、まさに新型の新兵器であるといえよう。」

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中性子爆弾を使うと、こうなるという……。下「」引用。

「戦車内の兵士は中性子線の照射をうけて、中枢神経をおかされ無能力化した。周辺地帯で、かろうじて放射線被曝による急性死をまぬがれた人びとも、白血病など晩発性障害の恐怖が一生つきまとうことになる。」

ヒロシマ・ナガサキの被害写真が掲載されている……。

あとがきにかえて--反核映画『増大する放射能』との出会い--子どもたちに世界に!被爆の記録を贈る会 代表幹事 岩倉務

製作・監督 ハスケル・ウェクスラー(他の作品『カッコーの巣の上で』、『勝利なき戦争』など)

この映画を日本の10フィート運動に自由に活用してくださいと贈る。

アメリカの『にんげんをかえせ』は女優ジェーン・フォンダが英語版のナレーションをしたという。

ウェクスラーの許可を得て、この本をつくったという……。










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