磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ポプラ社の幼年文学 『はとよひろしまの空を』

2007年09月24日 | 読書日記など
ポプラ社の幼年文学 『はとよひろしまの空を』
   大川悦男・作/二股英五郎・絵/ポプラ社1979年

この本はイラストも多いし、字も多いです。字は少ない方がよかったような気がボクにはします。



この作品はアニメーションにもなっているようです。

アニメ版 はとよ ひろしまの空を


このような原爆関連のものがあることはネットなどで知ることもできるようになりました。

でも、観ることができないのが残念でなりません。

多くの子どもたちにも、このような作品を見てもらいたいものです。

核保有論などをいう政治家が、総理大臣候補になる時代です。

核を使えばどのようになるか?

使わないからよいなどというのも、どうかと思います。

脅しというものに核兵器は使用されているのです。

--こう強ければ何をしてもいいという時代……。

つまり、野蛮な時代をつくりだしたものの一つに核兵器があると思います。


この本が出版される10年前、名作「おかあさんの木」の出版記念として〈戦争体験の話を聞く会〉を開催。
……高木留男さんから、鳩が被爆した話を聞いたという。下「」引用。

「けがをした1羽のハトが、血をたらしながら舞いあがっては落ち、舞いあがっては落ちてしまいました。」


それ以来、そのハトが作者の心から離れなくなったという。

作者は、1945年8月、15歳で江田島の海軍予科兵学校に入る直前。
もし、1カ月早かったら、被爆していたかもしれないという……。

スリーマイル島の事故のことを「あとがき」で書かれています。

今も、決して昔話ではなく、「ヒロシマは未来!」かもしれないのです。

それを止めたいから、私も拙い文章を毎日書いております。









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