磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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大災害と法 岩波新書 新赤版 1375

2012年08月30日 | 読書日記など
『大災害と法 岩波新書 新赤版 1375』
   津久井進・著/岩波書店2012年

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「地震、津波、台風、豪雨、噴火など、毎年のように日本列島を襲う大規模災害。なぜ国・自治体の対応は遅いのか。どうして被災者に救助の手が届かないのか。東日本大震災を経たいま、災害に関する複雑な法制度がわかり易く解説した上で、その限界を明らかにし、改善策を探る。被災者のために、法は何をなし得るのか。」



無職の夫の場合……。下「」引用。

「たとえば、夫を亡くした女性は、「夫は津波で流されました。家も流されました。でも、夫は無職だったから、きっと何の手当もないのでしょうね」と悲観的な思い込みにとらわれていた。「そんなことはありません。職の有無にかかわらず、ご遺族に弔慰金が支払われます。自宅が流失した場合には、支援金も支払われます。それらが遺された家族の生活再建の助けになるはずです」と伝えたところ、少し驚いてから、わずかながらも安堵の表情に変わった。」

被災者向けの対応……。下「」引用。

「ある初老の男性は、「妻が行方不明になりました。通帳も保険も何もかも妻に預けて任せていたので、どこに何があるのかさえわからず、とにかく何をどうしたらいいかわかりません」と訴えておられた。「保険協会や金融機関の専用窓口などに問い合わせれば、契約内容などは簡単に照会することができます。被災者向けの対応を利用すれば、今後、不便な思いをすることもありません」と伝えたところ、不安な表情のなかに少し明るさが戻ってきた。」

災害障害者見舞金の改善点。下「」引用。

「災害障害見舞金の支給対象者を、たとえば身体障害者手帳や精神障害保健福祉手帳の障害等級一~三級程度に広げることや、一時払い金だけでなく一○年度は上乗せ年金方式で支給すること、医療機関のカルテに震災を原因とする旨をら明記することなど、改善すべき点は多い。」

原発避難民……。下「」引用。

「東日本大震災では、原発事故による被曝のおそれから、夫が地元に残って仕事をし、母子が遠隔地で避難するというケースが多数みられた。家族が離れ離れになることよる精神的苦痛は深刻で、すれ違いが原因となって離婚に至る例も少なくない。」

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