磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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週刊朝日 2011-5-6

2011年08月11日 | 読書日記など
『週刊朝日 2011-5-6』
    河畠大四・編/朝日新聞社2011年

特集名 東電が公表しない衝撃の放射線量データ
北原みのりの文章が印象に残りました……。



「スクープ! 東電が公表しない 衝撃の「放射線量データ」詳細」 下「」引用。

「福島第一原発3号機周辺で、なんと900ミリシーベルト!
 東京電力は福島第一原発を6~9カ月程度で「冷温停止」状態にするとの工程表を公表した。現場で作業員たちの決死の作業が続くなか、初めての前向きな発表だっただけに、自体は前進したかに見えた。しかし、本誌が入手した極秘資料には、収束とはほど遠い“厳しい現実”が示されていた--。
 福島第一原発にある免震重要棟の階段や、事故対応の拠点である「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)の入り口には、定期的に原発敷地内の放射線量が書き込まれた地図が貼り出される。4月20日のその地図は、作業員たちに大きな衝撃を与えた。
「最初は何かの間違いじゃないかと思いました。毎時900ミリシーベルトなんて数字は見たこともありませんでしたから。ゾッとしました」
 そう語るのは、福島第一原発で作業にあたる原子炉メーカーの男性社員だ。
 長く原発で働いてきたという経験豊富な彼をも増え上がらせその数字は、東京電力が作成した「福島第一サーベイマップ」に記されていた。敷地内100カ所以上で計測した放射線量が記されたこの地図は、ほぼ毎日のように更新されている。東京電力の協力会社の男性作業員も言う。
「これを見れば、おおよそどこでどのくらいの放射線が出ているかがわかる。現場がどよめいたのは、3号機の近くに『毎時900ミリシーベルトのガラがあり』と書かれているからです。しかも、こんな大切なことなのに、一切、新聞やテレビでは報じられていません」-略-」

「「第2フクシマ」明日でもおかしくない 巨大地震におびえる原発列島」広瀬隆・著。
・「静岡・浜岡原発」東海地震推定域の真上に立つ「時限爆弾」」
・「北海道・泊原発」沖合に地震空白域 海底断層も発見
・「青森・六ケ所村再処理工場」原発以上におそろしい地震に弱い配管施設
・「青森・東通原発」耐震性は全国最弱敷地に断層3本
・「青森・大間原発」全てMOX原子炉火山帯に建設中
・「宮城・女川原発」東北有数の地震地帯M6弱でも暴走寸前
・「福島第二原発」至近の「双葉断層」迫る直下型の危機
・「茨城・東海第二原発」断層分割して評価地震の巣で33年
・「新潟・柏崎刈羽根原発」07中越沖地震で致命的ダメージ
・「石川・志賀原発」運転差し止め命令高裁が取り消す
・「若狭・原発銀座」震源地で進む老朽化 14基全滅の可能性
・「島根原発」県庁所在地に立地不気味な宍道断層
・「愛媛・伊方原発」中央構造線動けば M8以上の可能性
・「佐賀・玄海原発」安全地帯のはずが隠れ断層が存在
・「鹿児島・川内原発」2つの巨大活断層 今や大地の激動期

原発離婚、大バカ・無責任・都知事パフォーマンス「このままだと原発離婚増えます!」北原みのり・著。下「」引用。

「前々からうっすら感じてたんだけど、やっぱり男の人、ちょっと、劣化していませんか? 不景気とか震災以前に、日本男子の劣化が、様々な困難を引き起こしているんじゃないですか? 女を締め出しすぎて、国際基準にほど遠い視野狭窄をこじらせてませんか?
 最近、原発よりも夫が気持ち悪いっ! という声を女友だちからよく聞くようになった。彼女たちが言うには、原発について不安を訴えると、水道水をガブガブ飲み始めたり、「日本の力を信じよう」と励ましたり、シーベルトの計算方法を披露し始めたりと、会話にならないのだという。
 妻を励ましたい夫の思いが変わらないわけじゃない。ただ、家の中で都知事パフォーマンスされても困ります。テレビで聞けるような話を聞きたいわけではありません。妻が最も求めているのは共感です。共感した後に、「じゃあ、どうしよう」と話し合い会話力です。会話にならない夫にストレスを抱えている妻は多く、このままじゃ原発離婚や原発セックスレスが増えるのではないかと私は思う。
 男どうし争い、男は女を見下し、女は男を諦めて、一部のオジサンだけが舵取りするような、そんな社会から復興したいよ。」

「それでも私は日本に永住します。身も心も日本人だから」ドナルド・キーン(日本文学研究者)









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