磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ヒロシマ、60年の記憶

2006年08月24日 | 読書日記など
『ヒロシマ、60年の記憶』
   近藤紘子・著/リヨン社2005年

この本を読んで一番印象に残ったのは、
やはり投下した人たちも、苦しんでいたことです。



表紙の裏に書かれています。下「」引用。

「著者の父、故・谷本清について
広島流川教会の牧師であった故・谷本清は、自信も被爆、しかしその後、多くの被爆者の救援にふたった、ピューリッツァ賞を受賞したジョン・ハーシーによる谷本氏、クラインゾルゲ神父等の取材記事が、アメリカの週刊誌『ニューヨーカー』に掲載されるや、1日で30万部が完売、アインシュタインは1人で2000部を注文したと言われている。
戦後、ノーベル賞受賞作家パール・バック、ノーマン・カズンズらと財団法人ヒロシマ・ピース・センターを設立、ノーモア・ヒロシマズ運動に多大な影響を与えた人物である。 (編集部)」



牧師をされているということは、
やはり戦時中はスパイなどと
噂されて困っておられたようです。

谷本牧師はカトリックとも友好的であったという。

被爆をした方々に水を与えたり、
船で助けたりと、谷本牧師。

ジョン・ハーシーは、谷本牧師の手記に深い感銘を受けたという。

ジョン・ハーシーの本はアメリカでは読まれたが、日本ではさほど読まれなかったようです。

広島では、いろいろな宗教の方が合同で無縁仏を供養されているようです。下「」引用。

「父は牧師でありましたが、広い視野を兼ね備えた人物でしたた。また、交友関係も広く、戦後すぐカソリック、プロテスタント、僧侶や神官などあらゆる宗教家が、8月6日に原爆供養塔の前で無縁仏の供養を合同で行っていますが、父もいち早くこれに参加しました。」


シュモー博士のことも書かれてありました。
「コウコちゃんは私たちの子」、と博士。

原爆乙女の手術については、すぐに運動が成功したわけではなかったようです。

「This is Your Life」というテレビ番組は強い印象を受けました。
これは大きなドラマです。

エノラ・ゲイの副操縦士キャプテン・ルイスは人間的な人だと思いました。
多くの兵士が苦しんでいることがわかる本でした。

ぜひ、読んでいただきたい本の一冊です。

[監督インタビュー]途中に、谷本清の前で謝罪するルイスのテレビ番組挿入。








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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本のご紹介ありがとうございます。 (なるもにあ)
2006-08-25 01:27:23
国の命令の前には、個人の信念も両親も捨てざるを得ない。悪魔にならなければならない。

それが戦争だと思います。



国、個人・・・集団が生む狂気もある。



勝った国、負けた国・・・全てが終った時には、結局誰1人幸せにはならない。

それが戦争だと思います。



いろいろな視点で、様々な痛みを感じ

伝えていくことが大切ですね。
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ジョン・レノンは天才 (磯野鱧男)
2006-08-25 20:54:37
書き込みありがとうこざいます。



フレディー・マーキュリー(クイーン)が、

ジョンは天才と歌っていますね。



正義だ! 平和だ! 大義! 

といって殺し合う人たちもいますね。



ジョン&ヨーコは、

平和のためにピエロになろうと、

話していたそうです。



ボクはそんなジョン&ヨーコを尊敬しています。



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