磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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電力危機をあおってはいけない

2011年11月12日 | 読書日記など
『電力危機をあおってはいけない』
   川島博之・著/朝日新聞出版2011年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「うろたえるな危機のときこそ冷静に判断すべきだ!
毎年1%の削減で電力需要は大きく下げられる」



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「タイトルを
「危機をあおってはいけない」とした意図は、
日本の電力政策、エネルギー政策には、
これまでも石油ショックや
地球温暖化問題など、
その時々の世論や
突発的な危機に押し流され、
多額の税金の無駄遣いが
繰り返されてきた歴史があるからです。」

「日本の電力需要は増加しない」

「電力を使いすぎている日本」

海江田大臣の脱原発への負担増・試算三兆円以上。
↑の問題点は、石油で高めに見積もってあるという。

ちよっと考えればわかること。下「」引用。

「しかしちょっと考えればわかるように、この場合の三・五兆円の費用とは、「最初から原子力を使用せずに火力だけで発電した場合と、原子力発電を行った場合のコストの差」とは、全く別の数字です。」

原発コストはわかっていない。

石炭は安い……。

今の価格が続くとは限らないし……。

小出裕章の意見に同意する著者。下「」引用。

「京都大学原子炉実験所の小出裕章氏が、「発電所は平均して最大出力の半分しか使っていない。稼働率としては平均で五○%程度であり、たとえ全ての原発が停止したとしても、節電の工夫次第で乗り切ることが可能」と述べられておられますが、私も同感です。」

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「脱原発のコストは大きくない」

リトアニアの原発停止……。下「」引用。

「バルト三国の一つリトアニアはソ連から抜けてEUへの加盟を交渉する過程で、チェルノブイリ原発と同型式で安全上の心配がある同国内の二つの原子炉を二○○九年までに停止することを条件とされました。現在では約束通り運転を停止しています。-略-」

記録があれば……。下「」引用。

「原子力についても同じことで、研究者が絶えてしまって技術の伝承が失われても、これまでの実験の記録は残っているわけですから、研究を再開して二、三年もあれば、以前の水準まで戻すことは困難ではありません。
 その程度の労力を恐れて電源開発促進勘定だけで年間三○○○億円を超える予算を毎年計上し、核融合の制御技術とは直接的には無関係な原子力発電を続けるというのでは、財政支出を正当化できません。」









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