『核兵器廃絶のうねり-ドキュメント原水禁運動-』
岩垂弘・著/連合出版1982年
どうも内向きのことが多いと思います。
--核廃絶は世界のことであって、日本だけのことではない。
定説とたくわんと……。下「」引用。
「その署名運動がだれによって始められたかについては諸説があるが、今では、東京都杉並区の主婦グループ「杉の子会」のメンバーによって始められたという定説である。これは、区立公民館長で法政大学教授だった安井郁氏をリーダーとする読書会であった。これけら杉並の主婦たちが市場に持ってゆく買物かごの中には、たくわんと同居して署名簿が入っていた、といわれる。」
アメリカ帝国主義は「平和の敵」……。下「」引用。
「前年(六○年)の第六回世界大会(東京で開催)が「いまこそ世界平和勢力は、平和の敵である戦争勢力を完全に圧倒するために、かたく団結して闘争をさらに強化しなければならない。-略-」と、事実上アメリカ帝国主義を「平和の敵」とみなし、それと闘うことを呼びかけた東京アピールを採択したことと関係があった。」
だけど、アメリカにも平和主義の人たちはいる……。
そのことを忘れては運動も小さくなる……。
アメリカのクエーカー教徒などは、よほど平和をつらぬかれてきたとボクは思う……。
ウランは原発でも掘り起こされていますね……。下「」引用。
「森滝市郎原水禁代表委員「核は軍事利用だろうと、平和利用であろうと絶対にいけない。核なき未来を確立するためには、アメリカ・インディアンやオーストラリア原住民の土地に眠るウランを掘り起こさないことだ。エネルギー多消費型の文明は、考え直す時代がきている。」
個人参加の共産党員……。下「」引用。
「「核実験に反対するという態度には賛成できない」と発言したのは、共産党から出ている理事(個人の資格で出席)らであった。「中ソの核実験に対して、原水協は明確に米英などのものとは区別してきた。原水協のなかには、防衛的なものとする考え方も、一つ一つの核実験に反対するものではなしに核兵器前面禁止を追求すべしとの考え方もある。それなのになぜ『反対』の線でまとめねばならないのか」などというのが、その理由であった。一方、これに対しては「中ソの核実験に反対であると意思統一しなければ、一般国民に対し分かりにくい運動になるのではないか」「アフガニスタンにソ連が軍事介入した問題では原水協もソ連を批判しているのに、なぜ核実験は批判できないのか。ソ連の実験に『賛成しない』『遺憾である』のと、『反対である』のとはどう違うのか。こんなことをいっては世間の人は納得しない」
「ローマの平和は他国の戦争の種」
--アメリカもそうならば、中ソもまたそうですね……。
ヨーコ・オノらがいうように、平和は平和の心で!
もくじ
岩垂弘・著/連合出版1982年
どうも内向きのことが多いと思います。
--核廃絶は世界のことであって、日本だけのことではない。
定説とたくわんと……。下「」引用。
「その署名運動がだれによって始められたかについては諸説があるが、今では、東京都杉並区の主婦グループ「杉の子会」のメンバーによって始められたという定説である。これは、区立公民館長で法政大学教授だった安井郁氏をリーダーとする読書会であった。これけら杉並の主婦たちが市場に持ってゆく買物かごの中には、たくわんと同居して署名簿が入っていた、といわれる。」
アメリカ帝国主義は「平和の敵」……。下「」引用。
「前年(六○年)の第六回世界大会(東京で開催)が「いまこそ世界平和勢力は、平和の敵である戦争勢力を完全に圧倒するために、かたく団結して闘争をさらに強化しなければならない。-略-」と、事実上アメリカ帝国主義を「平和の敵」とみなし、それと闘うことを呼びかけた東京アピールを採択したことと関係があった。」
だけど、アメリカにも平和主義の人たちはいる……。
そのことを忘れては運動も小さくなる……。
アメリカのクエーカー教徒などは、よほど平和をつらぬかれてきたとボクは思う……。
ウランは原発でも掘り起こされていますね……。下「」引用。
「森滝市郎原水禁代表委員「核は軍事利用だろうと、平和利用であろうと絶対にいけない。核なき未来を確立するためには、アメリカ・インディアンやオーストラリア原住民の土地に眠るウランを掘り起こさないことだ。エネルギー多消費型の文明は、考え直す時代がきている。」
個人参加の共産党員……。下「」引用。
「「核実験に反対するという態度には賛成できない」と発言したのは、共産党から出ている理事(個人の資格で出席)らであった。「中ソの核実験に対して、原水協は明確に米英などのものとは区別してきた。原水協のなかには、防衛的なものとする考え方も、一つ一つの核実験に反対するものではなしに核兵器前面禁止を追求すべしとの考え方もある。それなのになぜ『反対』の線でまとめねばならないのか」などというのが、その理由であった。一方、これに対しては「中ソの核実験に反対であると意思統一しなければ、一般国民に対し分かりにくい運動になるのではないか」「アフガニスタンにソ連が軍事介入した問題では原水協もソ連を批判しているのに、なぜ核実験は批判できないのか。ソ連の実験に『賛成しない』『遺憾である』のと、『反対である』のとはどう違うのか。こんなことをいっては世間の人は納得しない」
「ローマの平和は他国の戦争の種」
--アメリカもそうならば、中ソもまたそうですね……。
ヨーコ・オノらがいうように、平和は平和の心で!
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