磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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核に汚染された国 隠されたソ連核事故の実態【本日ニュース】

2006年04月11日 | 読書日記など
『核に汚染された国
   隠されたソ連核事故の実態』
    A・イーケシュ Y・マカローフ(著)/
       瀧澤一郎(訳)/文藝春秋1992年

この本には“魔の85号室”という話も書かれてありました。
共産主義、資本主義、どちらにしても
核兵器などについても、恐怖の事故を起こしていますね。



ソ連という国はなくなりましたね。
ソ連という国はひどい官僚主義で、
そのとどめをさしたのが、チェルノブイリ事故と
言われていますね。

ソ連といえば、『鉄のカーテン』といわれ、
秘密主義でした。
その秘密主義の下では、権威ある人間は、
何をやっても平気だったという。

チェリャビンスク州のこの一帯は、
ほこらしげに「ウラルのスイス」と呼ばれていたという。
数十年のあいだに、立入禁止地帯に変わり、
ついで環境災害地帯となったという。

ソ連最初の核施設の建設責任者は、
スターリンの忠僕であった当時の秘密警察長官
ラブレンチイ・パブロビチ・ベリヤであったという。

スターリンの誕生プレゼントに、
原爆実験開発をしていたという。

1970年代にメドベージェフは、
『ウラルにおける巨大核事件』を出版した。
その核爆発は、廃棄物が爆発したものであったという。


スターリンはプルトニウムの入った金色の玉を、
触ったという。それは温かかったという。
もちろん、こんな行為は無謀としかいえない。

それだけではなく、海底に核廃棄物をソ連は
廃棄したままであるという。
日本海沿岸でも事故があったという。

官僚主義がいかに危険なシステムか、
よくわかるというものですね。

ほかの本に書かれてありましたが、
アメリカで兵隊がモルモットにされたという。
ここをクリックしてください。

ソ連でも同様のことをしていたようです。
そして死亡診断書も書き換えられたという。

どこの国でもそうですけど、こんな危険なこと
する人たちは、数値を改ざんしたり、
出鱈目なことをしていますね。

今では核大国としては、一番鉄のカーテンは、
わが国という外国の学者もいるそうです。(-_-;)


【本日ニュース】
「東通原発1号機でもデータ改ざん 東芝、社長ら報酬返上
2006年04月11日20時40分
 東芝が原子力発電所に納入した流量計の試験データを改ざんしていた問題で、同社は11日、東北電力東通原発(青森県)1号機で新たに改ざんがあったと発表した。東京電力福島第一(福島県)6号機と柏崎刈羽(新潟県)7号機に次いで3基目。他の原発5基や火力発電7基でも一部にデータ補正や削除の痕跡が見つかった。-略-」
くわしくは、ここ(朝日新聞)をクリックしてください。





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